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[市場概況]
2010年第1四半期は良い買い場だ
[2010/02/04 10:45 JST更新]
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2010年1月半ばから現在まで、株式市場に複雑な動きが見られた。流動性もこの9ヶ月で最低記録を更新した。ベトナムを含む世界各国では好材料と悪材料が交互に発表されている。こうした流れを受け、市場の動向を先読みするのは非常に難しくなっている。
1) 短期動向は高インフレ再発懸念次第
2010年のマクロ経済指標として、政府は2010年のインフレ上昇率を7%以内に抑制する方針を固めている。国際通貨基金(IMF)は2010年に世界経済の回復は加速化し、3.9%の経済成長率を遂げられる可能性が高いと見込んでいるが、これにより、コスト・インフレ(原価上昇によるインフレ)が発生しかねない。
1年で消費者物価指数(CPI)が最も高いのは通常、旧正月に重なる2月であるが、その後はインフレが抑制され、下落傾向となる。
短期的な視野に立てば、2月の高インフレは株式市場に消極的な影響を与えるだろう。歴史を遡ってみれば、高インフレと株価上昇は相反関係にあることがわかる。2008年にベトナム株式市場はピーク(1,100レベル)から大暴落したが、1つの要因として高インフレ(08年のインフレ上昇率:22.97%)が指摘されている。
テクニカル分析から見れば、エリオット波動理論ではVNインデックスは調整波A・B・Cの内のC波にあると見ている。
また、ヘッドアンドショルダーパターンがはっきり伺えるようになった。ピークはそれぞれ09年6月12日(ショルダー)、09年10月23日(ヘッド)、10年1月8日(ショルダー)に確立されている。09年10月から始まった調整はまだ終焉を迎えようとしないだろう。
2) 10年第1四半期は良い買い場だろう
10年のベトナムを含む世界経済の展望は大きい。世界最大の経済大国であるアメリカは09年第4四半期に国内総生産(GDP)成長率5.7%を遂げたが、それはこの6年間で最も高い成長率であった。
マクロ経済指標の多くが10年第1四半期に悪化するのではないかと懸念する人がいるだろうが、それは政府が09年に実施した景気刺激策による副作用に過ぎないと考えれば良いだろう。
長期的に見れば、エリオット波動理論ではVNインデックスは上昇大波の第2波の終わりにあるということが伺える。第2波は10年第1四半期末に400レベル(プラスマイナス10ポイント)で終了する可能性があるだろうが、それは09年2月末時点と同様に、上昇波で最も大きな波である第3波が起きる前であり、非常に良い購入チャンスだと見ている。
順張り投資を追求すれば、不動産・金融銘柄に資金を投入するのが合理的な対処だろう。
09年に不動産・金融銘柄の株価は300%も上昇したが、市場全体の上昇率200%より遥かに高かった。
[Trinh Thanh Tung, Dien dan chung khoan , Dau tu chung khoan, P20, 3/2/2010 ]
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