東京ガス株式会社(東京都港区)100%出資子会社の東京ガスアジア社(Tokyo Gas Asia、シンガポール)は、ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)傘下の
ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)及び不動産開発や石油ガス事業を手掛けるビテクスコ・グループ(Bitexco Group)との合弁で、ホーチミン市に「LNGベトナム(LNG Vietnam)」を設立した。
LNGベトナムの設立により、ベトナムにおける液化天然ガス(LNG)の調達・販売及びLNG受入基地の建設・運営への事業参画を目指す。資本金は 1000億VND(約4億6000万円)。株主構成は、ペトロベトナムガスが51%、ビテクスコが39%、東京ガスアジアが10%となっている。
ペトロベトナムガスは、ビテクスコと共にLNGベトナムの設立を検討する一方で、東京ガスと2012年3月にベトナムにおける「LNGバリューチェーン構築に関する包括協力協定」を締結し、具体的な協力内容の協議を進めていた。
LNGベトナムは、経済成長に伴いエネルギー需要の増加が見込まれる中、クリーンで環境に優しいLNGの普及拡大を通じて、ベトナムの持続可能な経済発展に貢献していきたい考えだ。