[マクロ経済]
16年Q2の消費者信頼感指数107P、世界トップ10を維持
[2016/08/08 17:57 JST更新]
米国の市場調査会社ニールセン(Nielsen)は、2016年第2四半期の世界消費者信頼感指数(CCI)を発表した。ベトナムのCCIは107ポイントで、前期比で▲2ポイント低下したが、8期連続で100ポイントを超えた。
今期のベトナムのCCIは、前期の5位から2つ順位を下げて世界63か国・地域中で7位となったが、東南アジア6か国中では3位を維持した。世界の CCIは前期と同じく98ポイント、日本は前期比▲4ポイント低下の69ポイントだった。世界1位はフィリピンの132ポイント(同+13ポイント上 昇)、最下位は韓国の45ポイント(同+1ポイント上昇)。
東南アジア地域では、フィリピンに次いでインドネシアが同+2ポイント上昇の119ポイントで同地域2位、世界3位だった。タイは同▲4ポイント低下し101ポイント、シンガポールは前期と同じく88ポイント。マレーシアは同+8ポイント上昇の87ポイントで、同地域中で最も低かった。
「余剰金の使い道」について、ベトナムでは消費者の76%が「貯蓄」と回答し、引き続き世界最高水準となっている。「貯蓄」以外の使い道としては、「旅行」(41%)、「買い物(衣料品)」(38%)、「娯楽」(37%)、「住宅修繕」(34%)、「ハイテク製品購入」(32%)が挙げられる。
調査対象となったベトナム人の86%が過去12か月間に支出を抑えるため消費習慣を変えて節約を心掛けたと回答。特に支出を抑えた項目は、「買い物(衣料品)」(56%)、「娯楽」(53%)、「ガス・電気代」(51%)、「携帯電話代」(39%)などとなっている。
このほか、ベトナム人消費者にとっての関心事として、「健康」(32%)、「職業の安定」(29%)、「国の経済」(26%)、「ワーク・ライフ・バランス」(21%)、「公共料金の値上がり」(13%)が挙げられている。
[Nielsen, 02/08/2016]
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