[マクロ経済]
16年Q4の消費者信頼感指数112P、世界5位に上昇―前期比+5P
[2017/02/24 07:18 JST更新]
米国の市場調査会社ニールセン(Nielsen)は、2016年第4四半期の世界消費者信頼感指数(CCI)を発表した。ベトナムのCCIは112ポイントで、前期比で+5ポイント上昇し、10期連続で100ポイントを超えた。
今期のベトナムのCCIは、前期の7位から2つ順位を上げて世界63か国・地域中で5位、東南アジア6か国中では前期の4位から1つ順位を上げて3位となった。世界のCCIは前期比+2ポイント上昇の101ポイント、日本は同+2ポイント上昇の73ポイントだった。世界1位はインドの136ポイント(同+3ポイント上昇)、最下位は韓国の43ポイント(同▲3ポイント低下)。
東南アジア地域では、フィリピンが前期と同じく132ポイントで同地域1位、世界2位だった。フィリピンに次いでインドネシアが前期比▲2ポイント低下の120ポイントで同地域2位、世界4位に後退した。タイは同+2ポイント上昇の110ポイントでベトナムを下回った。シンガポールは同▲8ポイント低下の86ポイント、マレーシアは同▲5ポイント低下の84ポイントで、同地域中で最も低かった。
「余剰金の使い道」について、ベトナムでは消費者の76%が「貯蓄」と回答し、引き続き世界最高水準となっている。「貯蓄」以外の使い道としては、「旅行」(35%)、「買い物(衣料品)」(33%)、「娯楽」(32%)、「ハイテク製品購入」(30%)、「住宅修繕」(27%)が挙げられる。
このほか、ベトナム人消費者の関心事として、「職業の安定」(45%)、「健康」(42%)、「ワーク・ライフ・バランス」(26%)、「両親の健康と幸せ」(20%)、「国の経済」(20%)が挙げられている。
[Nielsen, 20/02/2017]
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