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[産業]
22年Q4賃貸オフィス市場、ハノイとホーチミン共に回復

[2023/01/13 15:11 JST更新]

 カナダ系不動産サービス大手コリアーズ・インターナショナル・ベトナム(Colliers International Vietnam)が先般発表した2022年第4四半期(10~12月)におけるホーチミン市とハノイ市の賃貸オフィス市場レポートによると、両市の賃貸オフィス市場は再び活況を呈し、稼働案件数と入居率がともに回復した。

<ホーチミン市の賃貸オフィス市場>

 同期にタンフー区の1件が新たに市場に供給され、同期のオフィス供給面積は+1万4800m2増えた。

 ほとんどのAクラスオフィスの入居率は90%超に上り、うち一部のオフィスが2022年を通して100%を維持した。1m2当たりの平均月額賃貸料は前期比+3%上昇の41~67USD(約5400~8800円)。Bクラスオフィスの入居率は82%超で、平均賃貸料は35USD(約4600円)だった。

<ハノイ市の賃貸オフィス市場>

 同期にBクラス1件が新たに市場に供給され、同期のオフィス供給面積は+2万8000m2増えた。

 中心部にあるAクラスオフィスの入居率は87%を維持したのに対し、Bクラスオフィスの入居率は88%に上昇した。Aクラスオフィスの1m2当たりの平均月額賃貸料は50USD(約6600円)未満、Bクラスオフィスは26USD(約3400円)で、共に前期と変わらなかった。

 コリアーズ・インターナショナル・ベトナムによると、ベトナムのオフィス不動産市場は2023年に投資家にとって魅力的な市場になるという。中心部にあるオフィスビルの賃貸料と入居率は高水準を維持すると予想されている。

[VnEconomy 16:20 11/01/2023]


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