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[ホーチミン証取]
ベトテルの子会社2社、ラオスで物流合弁会社を設立
[2025/10/17 13:51 JST更新]
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ラオスの首都ビエンチャンで15日、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるスターテレコム(Star Telecom)とベトテル郵便[VTP](Viettel Post)による合弁会社「ユニテル・ロジスティクス(Unitel Logistics)」の設立発表式典が行われた。合弁会社の投資総額は約6億USD(約910億円)となる。
これにより、ラオスで通信ブランド「ユニテル(Unitel)」を展開するスターテレコムは、通信分野にとどまらず、同国で多角的なサービスを展開する産業グループへの発展を目指す。
計画では、ラオス国内に過去最大規模の物流インフラを構築する。ウドムサイ(面積3ha)、ビエンチャン(同7.2ha)、サワンナケート(同5ha)の3か所にメガハブ(Mega Hub)を建設し、さらにベトナム、タイ、中国との国境地帯に6か所の保税倉庫を設置する。また、ラオス全国18都・県をカバーする1500か所の営業拠点と、道路・鉄道・航空を組み合わせた複合輸送ネットワークを整備する予定だ。
ユニテル・ロジスティクスは、ビッグデータ分析や倉庫・輸送管理の自動化を導入し、業務効率と透明性の向上を図る。こうした取り組みにより、ラオスの物流産業を地域水準へと引き上げるモデルケースになることが期待されている。
スターテレコムのチャン・チュン・フン社長は、「ユニテル・ロジスティクスの展開を通じて、ラオスとベトナムの貿易を強化し、二国間の貿易額を50億USD(約7600億円)規模に拡大することを目指す」と述べた。
また、広範な物流ネットワークの整備により、輸送コストの削減と配送時間の短縮を図り、最終消費者への直接配送を実現するとしている。
ラオス国防省のサイチャイ・コマシット次官は、「ユニテル・ロジスティクスの設立は、単なる事業拡大ではなく、ラオスとベトナムの両国の国防省による長期的なビジョンを具現化するものだ。安全かつ近代的なデジタルインフラを整備し、国防と経済の両面で持続的な発展に貢献するだろう」と述べた。
[Nhan Dan 08:26 16/10/2025]
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