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[ホーチミン証取]
ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円
[2025/12/22 05:25 JST更新]
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地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン会長のほか、ファム・ミン・チン首相やチャン・ホン・ミン建設相らも出席した。
同都市区は面積9171haで、投資総額は925兆VND(約5兆4700億円)となっており、同グループにとって過去最大規模の不動産開発案件となる。なお、「全国抗戦の日」に当たる12月19日には、全国各地で計234件のプロジェクトに関する着工・竣工・開通の記念式典が開催された。VICはこのうち11件のプロジェクトに関わっており、オリンピックスポーツ都市区建設案件はその中でも特に注目されている案件の一つだ。
これに先立つ12月14日、ハノイ市人民評議会が同案件を承認した。同案件は、ハノイ市南部に位置する◇ダイタイン村、◇ゴックホイ村、◇ナムフー村、◇トゥオンティン村、◇ホンバン村、◇チュオンズオン村、◇トゥオンフック村、◇ビンミン村、◇タムフン村、◇タインオアイ村、◇ザンホア村の計11村にまたがる大規模な不動産開発プロジェクトとなる。
同プロジェクトのハイライトとしては、13万5000人収容の巨大スタジアム「チョンドン(銅鼓)スタジアム」の建設がある。ドンソン銅鼓と伝統的なシンボルであるラック鳥をモチーフに設計された非常にユニークな外観のスタジアムで、完成すれば、北朝鮮の綾羅島5月1日競技場(15万人収容)に次ぐ世界で2番目に大きなスタジアムになる見通しだ。同スタジアムは、国際サッカー連盟(FIFA)の基準を満たした開閉式ドームスタジアムとして、2028年8月の完成を予定している。
[Znews 11:07 19/12/2025]
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