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[市場概況]
07/22:主力株全面安でVN指数急落、マージン規制と海外売りが重し
[2026/07/22 18:56 JST更新]
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22日のベトナム株式市場は、主要インデックスが揃って急落し、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前日比▲62.03ポイント安の1668.53ポイントと大幅に続落、重要な節目であった1700ポイントの大台を割り込んだ。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも続落した。
下落の要因
一部主力株に対する信用取引(マージン)制限やマージンコールへの懸念からパニック売りが広がり、海外投資家の大幅な売り越しも加わって、終日全面安の展開となった。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比▲62.03ポイント(▲3.58%)下落の1668.53で引けた。HSXの売買代金は20兆1255億6300万VND(約1240億円)となり、前日から増加し流動性は高水準となった。序盤は小幅に上昇する場面もあったが、開始30分後から売り圧力が強まり、午後に入ると下げ幅を一段と拡大した。
HNXインデックスは前日比▲5.25ポイント(▲1.87%)下落の275.49となった。HNXの売買代金は9813億2800万VND(約61億円)だった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、ビングループ関連の主力銘柄が総崩れとなり相場を引きずり下ろした。ビングループ[VIC]が▲6.99%、ビンホームズ[VHM]が▲6.96%と揃ってストップ安を記録したほか、ビンコムリテール[VRE]も▲5.64%と急落した。小売大手のテーゾイジードン投資[MWG]も投げ売りに押されて▲6.98%のストップ安を付けた。
また、子会社の不祥事報道に揺れるフーニュアン・ジュエリー[PNJ]は、証券各社によるマージン枠の削減や除外措置が嫌気され、売り注文が殺到して▲6.95%のストップ安を記録した。銀行株も総じて軟調で、HDバンク[HDB]が▲4.27%、ベトコムバンク[VCB]が▲3.88%下落した。
一方で、ビナミルク[VNM]が+1.20%、ペトロリメックス[PLX]が+0.31%と逆行高となった。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約1兆9210億VND(約120億円)の大幅な売り越しとなった。HSXでは約1兆9360億VND(約120億円)の売り越しとなり、個別ではSSI証券[SSI]を約2910億VND(約18億円)、ビングループ[VIC]を約2070億VND(約13億円)売り越した半面、ビナミルク[VNM]を約1660億VND(約10億2000万円)買い越した。
今後の見通しについて証券会社は、1700ポイントの下値支持線を割り込んだことで下落トレンドが鮮明になっており、強制売却の連鎖が収まるまでは慎重な姿勢を崩すべきではないと指摘している。短期的には新たな支持線の模索が続くとみられ、投資家には現金比率を高く維持し、ファンダメンタルズが極めて良好な銀行や証券、不動産などの優良株を注視することが推奨されている。
前日の21日には、パニック売りの余波による投資家心理の冷え込みから、流動性が低迷する中でVNインデックスは小幅な続落にとどまっていた。しかし本日の取引では、自律反発への期待を裏切る形で寄り付き直後から売りが噴出し、マージン取引の強制決済リスクなどがさらに警戒される事態となった。4~6月決算の発表が本格化する中、業績動向を見極める選別姿勢が一段と強まると予想されている。
[ベト株ドットコム 07月22日]
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