VIET-KABU - ベトナム株情報
印刷する | ウィンドウを閉じる

[産業]
グラブの1~6月ベトナム売上高+12%増の1.4億USD、東南ア市場6位

[2026/08/19 06:00 JST更新]

 シンガポール系グラブ(Grab)が発表した2026年1~6月の財務諸表によると、同期のベトナム市場の売上高は、前年同期比+12%増の1億4000万USD(約223億円)となった。

 同社の連結売上高は同+23%増の19億USD(約3000億円)に拡大し、初の営業黒字化を達成したものの、主要市場のベトナムでは新興競合の台頭による競争激化や、規制当局からの行政処分といったリスクに直面している。

ベトナム市場の地位と競争激化

 ベトナムの売上規模は、マレーシア(6億2200万USD=約990億円)、シンガポール(4億2000万USD=約670億円)、インドネシア(4億1500万USD=約660億円)、タイ(1億7000万USD=約270億円)、フィリピン(1億6400万USD=約260億円)に次ぐ第6位だ。



 4輪配車市場では、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「グリーンSM(Green SM)」を展開するグリーンSM(Green SM)が台頭し、2025年末時点で流通取引総額(GMV)シェア51.5%を獲得して首位となった。グラブは4輪首位の座を失ったが、シェア47%で首位を維持する2輪配車部門や、低価格サービスの展開で顧客の引き留めを図っている。

初の営業黒字とベトナム法人への処分

 グラブは前年同期の▲1400万USD(約▲22億3000万円)の赤字から、当期は4100万USD(約65億円)の営業黒字へと転換したが、6月末時点の累積赤字は▲170億USD(約▲2兆7000億円)超となっている。

 また、現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は消費者権利保護法違反で国家競争委員会(VCC)から13億VND(約790万円)の罰金を科されたが、既に是正し納付を済ませている。

 2025年のベトナム売上高は前年比+11.8%増の2億5500万USD(約405億円)で、当時は第5位の市場だった。競合の台頭でシェア低下圧力にさらされているものの、同社幹部はベトナム首脳陣との会談で、環境配慮型車両向けインフラや交通網の整備を支援し続ける方針を強調しており、引き続きベトナムを主要4市場の一つに位置付ける方針だ。

[Doanh Nghiep & Kinh Doanh 09:37 17/08/2026 / The Investor 16:28 15/08/2026]


印刷する | ウィンドウを閉じる

◆ 免責事項

© Viet-kabu.com 2002-2026 All Rights Reserved.