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ベト株ニュース - 金融情報

なぜ為替レートが大きく変動したのか?(2)

[2008/04/07 JST更新]

 2008年3月初めそして中旬頃には、ベトナムドン/ドルのレートが続落していたため、多くの銀行はドル購入を控えていた。逆に企業はドルを売却するため、銀行へ買取を懇願したが、結局かなり高い割引手数料(取引時点のレートの3.9%)を支払わなければならなかった。現在では、ドルの価値が高くなっている。3月25日以前には、輸出企業が銀行へドル購入を懇願したが、現在では逆に銀行が企業に対してドル売却を促している。しかし、輸出企業のドル売却需要が減っているため、銀行へ流入する外貨金額も減少している。

 この状況に対して、世論では海外投資家がベトナム証券市場から資金を退出させ、他の魅力的な市場へ投資する兆しだとする噂が流れた。それによってドルの需要が急に拡大した。

 この噂を説明し、世論を安定させるため、3月28日の午後、国家証券委員会は海外投資家の証券市場への参加状況について発表した。国家証券委員会によると、報告した時点では、海外の証券保管メンバーをチェックした結果、海外投資家の外貨残高は減少していはいない、と発表した。基本的に海外投資家の外貨売却需要は変わらず、国家中央銀行もその需要に応じることができる。とし、また一部銀行が外貨取引(ベトナムドンの外貨への両替)は、他の目的であり、証券取引とは関係しないことも明らかにした。

 こうした情報から、国家中央銀行は、市場で起きている動きは外貨供給が薄れてきており、反対にドルの需要が大きくなる兆しがあることを表している、と説明した。主な原因としては、銀行は保有している外貨を増加させ、ドル需要を満たすため、市場で外貨を積極に購入しているからと見られる。更に、一般の市民も「今はドルの買い時」と考えていたことが、ドル需要を増加させ、ベトナムドン/ドルのレートを引上げた1つの要因と見られる。

 しかし、ある国営銀行幹部によれば、これはレートの問題ではなく、市場がショックを起こさないためにレートを調整する国家中央銀行の最終的な役割による、という。一方で、一年のバランスでは、流入資金は退出資金よりも大きくなると見られている。

(3)に続く

*関連ニュース:
なぜ為替レートが大きく変動したのか?(1)