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  ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場でS&P、ナスダックが下落したことを受け、朝方から売り先行でビナミルク[VNM]が寄り付き後から海外投資家に強く売られ、前日終値の▲0.6%安662台まで下落。後場に入り値を戻してマイナス圏でもみ合う展開となり、VNインデックスは▲1.40ポイント(▲0.21％)安の665.14で引け、3営業日ぶりに反落した。

  主力株は軒並み軟調。売買代金は2兆2000億VND(約112億円)、前日比▲1.1％減少した。FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ファロス建設[ROS]などが活発に取引された。

＋金融関連は、銀行株がまちまち、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]、エクシムバンク[EIB]が下落する一方、軍隊商業銀行[MBB]、サコムバンク[STB]、ベトコムバンク[VCB]は上昇した。証券株は軟調、ホーチミン市証券[HCM]が上昇、サイゴン証券[SSI]は下落。保険株もまちまちで、バオベトグループ[BVH]が下落した。

＋不動産・建設株もまちまち。FLCグループ[FLC]は軟調。ホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]はストップ安し7営業日続落、買い気配がなかったことが目立った。HQC株は直近1週間で▲23％下落している。また、CII道路橋梁投資[LGC]が大きく下落する一方、ROSは堅調、第5建設[SC5]、タンタオ不動産[ITA]が大きく上昇した。ビングループ[VIC]は横ばいだった。

＋建設資材関連について、鉄鋼株もまちまちだったが、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]の2主力株がいずれも上昇、ハティエンセメント工業[HT1]も上昇し、ビンミン・プラスチック[BMP]は横ばいだった。

＋情報通信、小売関連は、FPT情報通信[FPT]、テーゾイジードン投資[MWG]、が小幅下落する一方、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]は小幅上昇した。

＋食品・飲料株もまちまちだった。ビエンホア製菓[BBC]が大きく下落して3営業日続落。キドグループ[KDC]、マサンインベストメントグループ[MSN]、ビナミルク[VNM]も軟調だった。一方、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]は堅調、トゥオンアン植物油[TAC]が大きく上昇。ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。

＋前日軒並みストップ高した石油・ガス関連は、本日軒並み反落。ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム低圧ガス販売[PGD]、ベトナムCNG[CNG]、ペトロベトナム機械組立・鉄鋼構造物[PXS]はいずれも下落した。中でもPGDの大幅安が目立ち、PGD株は直近1週間で▲9％下落している。

  ハノイ市場はプラス圏で寄り付いたがすぐにマイナス圏に転落。その後は反発らしい反発もなく下落基調でマイナス圏での取引が続き、HNXインデックスは▲0.37ポイント(▲0.46％)安の81.17で取引を終えた。主力株は軒並み下落した。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]、VCS高級クオーツストーン[VCS]が下落、

ティエンフォン・プラスチック[NTP]、PVIホールディングス[PVI]は上昇、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、は横ばいだった。売買代金は2900億VND(約1480万円)、前日比▲37.2％減少した。