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HSBCのレポートは客観的といえるのだろうか?(1) 

[2008/04/12 15:17 JST更新]

 変動幅を縮小していたとはいえ、ベトナム証券市場が上昇している中で、香港上海銀行(HSBC)は世界とアジア(ベトナムを含む)の証券市場について、あまり楽観的ではないレポートを4月7日に公開した。しかし多くの投資家や市場監督機関は、このHSBCの発表の統一性に疑問を抱いた。

1)柔軟なのかそれとも受身なのか?

 2008年1月初めに作成された、2008年第1四半期投資戦略についてのレポートでは、 HSBCはベトナム証券市場をあまり楽観視せず、インフレリスクがかなり大きく、株価(特にベトナム外商銀行のIPOの平均落札価格)が高すぎたというコメントを出していた。これにより、HSBCはベトナム市場の投資組入比率を2%から0.5%へ引下げたが、一方、VNインデックスは2008年末には1,100ポイントに達するとコメントした。そのレポートのタイトルは「Pan-Asian Equity Strategy:Snakes and Ladders」であった。

 更に第1四半期中に、同社はベトナム証券市場に関する評価レポートを数回に亘り作成し公開した。 2月29日には、HSBCはベトナムへの組入比率を他のアジアの有望な6カ国と共に「オーバーウエイト」(組入比率でベンチマークより高い)と初めて評価した。特に、HSBCはベトナム証券市場が下げ相場の最終段階に推移している(その時点での下落率は48%)とコメントした。同時にHSBCは投資家へベトナム証券市場で買いを拡大し、技術銘柄に集中することをアドバイスした。このレポートのタイトルは「AI-Asia Insight」だった。

 一方、ベトナム証券市場のみについての最新レポート(12号ベトナムモニター、2008 年4月2日)では、HSBCはVNインデックスが今年年末に1,100ポイントに達するというコメント引き続き取り上げている。つまり、第1四半期末までのHSBCのベトナム証券市場についての観点は、この時期、すでに世界証券市場の動向は安定を欠いてはいたが、かなり統一されており、安定していたといえる。

(2)に続く

*関連ニュース:
HSBC、第2四半期の投資は奨励しない

        
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