これが国家金融通貨コンサルティング委員会チャン・ホアン・ガン助教授の意見である。
質問) CPI(消費者物価指数)の上昇がやや鈍化していますが、まだ高い水準です。金融政策の緩和によりンフレを抑制しようとしていることが難航している、ということでしょうか?
ガン氏) 製品の生産に効果的な資金供給はインフレを引き起こすことはありませんが、非効率な浪費はインフレを激しくする要因となります。個人的な考えですが、国家中央銀行は預金準備高を8~9%に引き下げるべきであり、銀行間市場における「利息高騰」を回避し、その後再度利上げを柔軟に適用していくべきではないかと思います。CPIが上昇しているのは、マネーサプライのためばかりではなく、浪費や汚職、国庫金での非効果的な投資などが遠因となっています。また石油関連製品や食料品の価格が上昇いているのは、マネーサプライのためではありません。
質問) 現在の預金金利の上限は12%ですが、これは合理的だと言えるでしょうか?
ガン氏) 現在の上限金利12%は合理的だといえるでしょう。しかし、金融政策を実施する際には、CPIにだけ注目すべきではなく、コアインフレにも注目すべきだと思います。
4月までのCPIは11.6%ですが、価格上限が設定された製品があったことも忘れてはいけないでしょう。もしそうした政策がなければ、15%或いは20%になっていたかもしれません。
もし銀行が単にCPIより高い金利を採用しようとすれば、その金利自体非常に高くものになり、経済全体が立ち行かなくなることになるでしょう。現在、多くの国では、コアインフレ(エネルギーや食料品など、価格変動しやすい製品を除いた製品を基にして計算されたインフレ指数)を基準にした、金融政策が実施されています。
例えば、アメリカの3月までのインフレ率が4%で、コアインフレが2%ですが、銀行では預金利金利2~3%が採用されています。ベトナムでも両方を発表した上で、コアインフレより高い金利が採用されるべきだと思います。