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9月までの業績が最も悪い企業は 

[2008/11/22 JST更新]

 ハノイ証券取引所とホーチミン証券取引所に上場している企業のうち、9月までの業績が、赤字となっているのは15社。最も大きな赤字を出した企業3社の赤字額は、1,000億ドン(約5億7,140万円)以上に達している。

 赤字額が最も大きかったのはバオベト証券[銘柄コード:BVS]で3,000億ドン(約17億1,430万円)、リー冷蔵電気工業[銘柄コード:REE]1,650億ドン(約9億4,290万円)、総合フォワーディング[銘柄コード:GMD]1,170億ドン(約6億6,860万円)がそれに続く。

 こうした企業の全てが資産運用を活発に行っている企業である。赤字の主な原因は、証券投資による評価損を計上したことにある。

 期内では利益を出したことで、BVSとREEの第3四半期までの赤字幅は、第2四半期よりも縮小した。

 第3四半期末に多くの銘柄の株価が上昇したため、いくつかの企業は計上した評価損の一部を戻し入れた。そのため、赤字が縮小した企業もあれば、利益がプラスに転じた企業もある。

 サイゴン証券[銘柄コード:SSI]とサコム通信ケーブル[銘柄コード:SAM]は、第2四半期にはそれぞれ1,100億ドン(約8億570万円)・1,130億ドン(約6億4,570万円)の赤字を出したが、第3四半期には2,610億ドン(約14億9,140万円)・1,530億ドン(8億7,430万円)の利益を計上した。赤字から黒字に転じた企業は他にもビエンホア製菓[銘柄コード:BBC]や第1ハティエンセメント[銘柄コード:HT1]、タイセラ・タイル株式会社 [銘柄コード:TCR]などがある。

 一方で経営が年初から厳しく、タンロン・ビグラセラタイル[銘柄コード:TLT]、タンロン通信[銘柄コード:TLC]、及びタインタイン・セラミック[銘柄コード:TTC]は3期連続の赤字であった。これらの企業はいくつかの販売生産活動を中止しなければならない状態である。

 また、ベトナム電気建設[銘柄コード:VNE]も2期連続赤字となった。第2四半期の赤字額は140億ドン(約8,000万円)、第3四半期には430億ドン(約2億4,570万円)に膨らんだ。

 第3四半期に赤字を出した企業は12社あり、そのうち、最も大きな赤字だったのはGMD(1,600億ドン、約9億1,430万円)である。損失だ膨らんだ原因は長期投資の株式を短期投資に切り替え、評価損を準備金として計上したためである。

 その結果、第3四半期の財務費用が2,607億ドン(約14億8,970万円)となり、9月までの赤字額も1,172億ドン(約6億6,870万円)となった。

 その他、第3四半期から赤字となった上場企業には、ビエンホア製糖[銘柄コード:BHS](350億ドン、約2億円)、ロイヤル・インターナショナル[銘柄コード:RIC](230億ドン、約1億3,140万円)、バックリィウ水産[銘柄コード:BLF]、マリーナハノイ[銘柄コード:MHC]、VTC通信[銘柄コード:VTC]、第9.01ソンダ[銘柄コード:S91]、インターフード(国際食品)[銘柄コード:IFS]の7社がある。

 こうした企業のほとんどが第3四半期の赤字額が第1・2四半期の利益を上回ったため、9月までの累積でも赤字を出している(IFSは9月まで125億ドンの利益)。