世界の米市場での価格は、供給が需要に追いつけないため、更に上昇すると予想されている。
商工省によれば、ベトナム米の価格が急激に上昇しているという。FOBでの2008年初の砕米5%の米のFOB価格は1トン355ドルだったが、2月中旬には既に460ドルへと上昇していた。
多くのベトナムの米輸出企業は1トン当たり750~760ドルでのフィリピンへの輸出契約を締結している。締結された輸出価格は常にそれまでの契約価格より高い。しかしそれでも、多くの米輸出企業では損失で嘆いている。
ベトナムの米輸出企業ばかりではなく、タイの企業はそれより大きな損失を出している。価格上昇を先読みできなかった2007年末に、米330万トンの輸出契約を締結していたとされる。現在ではトンあたり250ドルの損、とも言われている。
あらかじめ備蓄米を持っていなかったこと、急激に米価格が上昇していること、原油高騰による運送料の価格上昇が、損失を膨らませる原因となっている。
国内需要を確保するために、政府は米輸出を徐々に制限する方針を採っている。そのため、これまでも世界市場におけるベトナム米の価格は急激に上昇して来ている。
米輸出企業への支援策として、政府は銀行に対して、米をストックするための資金貸付を行うように指導している。

