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ベトナムの工業用地賃貸料、年+10~15%上昇も周辺諸国より安い FREE

[2023-06-07 17:59 JST更新]
  
  

 ベトナム不動産市場の調査会社によると、ベトナムの工業団地用地の賃貸料は年平均で約+10~15%上昇しているが、周辺諸国と比べると安く、価格競争力を維持している。

 カナダ系不動産サービス大手コリアーズ・インターナショナル・ベトナム(Colliers International Vietnam)のブー・ミン・チー工業サービス部長によると、ベトナムの工業用地賃貸料はタイやインドネシアよりも20%安いという。製造企業の支援策として土地使用料が▲30%引き下げられており、付加価値税(VAT)の税率を8%に引き下げる案も提案されていることなどが、ベトナムの工業不動産の魅力となっている。

 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2023年1~5月期のFDI認可額(推定値)は前年同期比▲7.3%減の108億5630万USD(約1兆5200億円)だった。また、同期の実行額(推定値)は同▲0.8%減の76億5000万USD(約1兆0700億円)に減少した。

 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)ハノイ支店の工業サービス部長は、追加投資が認められた投資案件の大幅な増加が、ベトナム市場に対する投資家の信頼度の向上に貢献すると期待されているとの見方を示した。


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