国営ペトロベトナムグループ(PVN)の傘下で、南中部沿岸地方クアンガイ省でズンクアット製油所を運営しているビンソン製油石化[BSR](Binh Son Refining & Petrochemical)は11月29日、国防用燃料を初出荷した。
初出荷されたのは、◇ジェット燃料「A-1K」、◇軽油(ディーゼル油)「DO-L62」、◇ガソリン「A80(RON83)」の3種類で、国防省物流総局傘下の石油ガソリン局に納入される。
BSRのグエン・バン・ホイ会長は初出荷式典で、「国防用燃料の生産は国防・安全保障において重要な意義を持つ。BSRの技術者の成熟度を証明し、製品多様化戦略に貢献するマイルストーンでもある」とコメントした。
ベトナムの戦略的武器は主にロシア製であるため、ロシア製の機械設備に適した国防用燃料を主体的に確保することが肝心となる。このため、PVNなどは国防省傘下機関と協力し、2019年からBSRで国防用燃料の生産事業に着手し、2022年11月に量産に漕ぎつけた。
なお、BSRは2023年通年に、◇「A-1K」、◇「DO-L62」、◇「A80(RON83)」合わせて12万m3を生産する計画だ。
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