米・投資銀行のゴールドマンサックスは6月3日、政府が適切な政策で対処すれば、ベトナムの経済成長維持は可能であるとの考えを示した。こうしたコメントの背景には、これまでのベトナムのインフレ率の上昇、そして国際収支の赤字(輸入超過)拡大などがあり、短期的な金融システム危機への懸念が海外投資家を不安にさせていることがある。
先週には同じく米・投資銀行であるメリルリンチが、ベトナムドン安により、通貨危機が引き起こされる可能性がある、と警告していた。一方、ゴールドマンサックスは、その最新レポートで、1997年にタイで起きた金融危機がベトナムでも起きる可能性は低いと評価したことで、メリルリンチやモルガンスタンレーのレポートに反論した形となった。
Gサックスのレポートによれば、ベトナムの短期債務はGDPの8.6%に過ぎず、一方1996年のタイの短期債務はGDPの26.3%を占めていたことなどが理由としてあげられている。
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