メー ルマガジン「ベトナム株・経済情報」VOL.330
2015.07.15
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その内、牛乳、練乳、粉ミルク、ヨーグルトの4部門を中心に生産販売を行っている。
最近は、輸出強化と海外現地生産に注力している。
＜その他掲載銘柄＞
ハウザン製薬[DHG]、FPT情報通信[FPT]、ビングループ[VIC] 、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]
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CONTENTS
01. ホーチミン市インフラ投資株、経営支配権めぐり株式争奪か
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
特集（2015年7月6日～2015年7月12日）
03. 噂のうわさ話
マサンインベストメントグループ[MSN]
04. サイゴン・街角風景
「イノブタ」
トゥアンロック建設投資株式会社(Tuan Loc Construction Investment)は、
6月中旬からホーチミン市インフラ投資[CII](Hochiminh City Infrastructure Investment)株を
買い集めており、7月3日時点で保有比率を9.6％まで引き上げた。
レー・クオック・ビン社長をはじめとする内部者も自社株購入を相次いで発表しており、
経営支配権を狙うCII株争奪が繰り広げられていると噂されている。
トゥアンロック建設投資は、6月19日に初めてCII株5.9％を取得し、一気に大口株主に。
その後も継続してCII株を買い集めている。同社の動きについてCIIのビン社長は、
「トゥアンロック建設投資からのコンタクトはないが、他の数社から買収の話を
持ちかけられている」と述べた。
これらの企業がCII株を取得しようとしている理由についてビン社長は、
「CIIがトゥーティエム新都市区インフラ案件をはじめ、高収益が見込める幾つかの案件を
展開しており、業績見通しが明るいからだろう」と述べ、CIIも借入金と証拠金取引で
自社株を取得したことを明かした。
CIIの筆頭株主は、全株式の12.4％を保有するオマーン系投資ファンドの
ベトナム・オマーン・インベストメント(Vietnam Oman Investments)傘下、
VIAC（No1）リミテッド・パートナーシップ(VIAC (No.1) Limited Partnership)。
続いて、◇政府系ホーチミン市国家金融投資会社(HFIC)：10.7％、
◇レー・クオック・ビン社長：10.4％、◇トゥアンロック建設投資：9.6％、
◇アマシャム・インダストリー・リミテッド(Amersham Industries Limited)：8.3％、
◇フィリピン系アヤラグループ傘下のVIPインフラホールディングス
(VIP Infrastructure Holdings)：5.6％の順となっている。
ビン社長は、「CIIは多くの大口株主を有するが、いずれも経営支配権を
掌握できるほどの保有比率ではない。HFICとアヤラはCII株を手放さないことを
確認している。私もCIIを買収しようとする外部の者に手を貸すことはない」と
語気を強めた。
なお、大型増資により流通株式数が過去1年で2倍近くも増加している。
ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)が購入したCII転換社債も近い将来、
株式に転換される見込みだ。流通株式数の過剰な増加によるマイナスの影響を
防ぐため、CIIは金庫株として流通株式数の10％相当の転換株を買い取る計画を
明らかにしている。
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ベトナムが下半期に直面する4つの経済困難
[2015/07/06 19:51 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/150706075057.html
国家財政監視委員会(NFSC)は6月度の月次報告で、2015年上半期の順調な
経済状況を前向きに捉える一方で、下半期には国の経済が4つの大きな困難に
直面するとの見解を示した。
1つ目の困難は、貿易赤字。
2015年上半期の貿易赤字額は▲37億5000万USD(約▲4600億円)に達し、輸出額の
4.8％に相当している。このうち、外資セクターが60億7000USD(約7500億円)の
黒字であるのに対して、国内セクターは▲98億3000万USD(約▲1兆2100億円)の赤字
という相反した結果となっている。
2つ目は、農林水産分野の成長が鈍化していること。
同分野の2015年上半期の国内総生産(GDP)成長率はわずか2.16％で、
不景気だったとされる前年同期の2.96％を更に下回る結果となった。
3つ目は、国家予算の歳入が伸び悩んでいること。
2015年年初から6月15日までの歳入は前年同期比+7.8％増の小幅な
増加に留まった。2014年上半期の歳入は前年同期比+16.2％増だった
ことからも、歳入が低迷していることが浮き彫りになっている。
歳入が伸び悩んでいる背景には、世界的な原油価格の大幅下落を受けて、
国家予算歳入に大きく寄与する原油による歳入が前年同期比で▲32.5％
減少していることがある。
4つ目は、国債発行が難航していること。
年初から6月17日までに発行できた国債の総額は71兆9500億VND
(約4100億円)で、前年同期と比べて▲47％も減少した。3月以降、
国債金利が上昇傾向にあり、資金を調達する政府にとって発行の条件が
不利になっている。
NFSCは、国債発行が難航している原因として、
◇今年に入ってから償還期限5年以上の国債のみが発行され、投資家が
金利変動を予想しにくくなったこと、◇融資額が順調に伸びている中で、
商業銀行各行が国債投資を抑制する傾向が強くなっていることなどを挙げた。
2 位 日越医療機器、投資家らとの会合で方針示す―経営スタイル刷新へ
[20115/07/07 13:39 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150707123053.html
日越医療機器[JVC](Japan Vietnam Medical Instrument)は6日、
投資家との会合を開催した。この席でドリームインキュベータ(DI、東京都千代田区)
執行役員でDIベトナム社長を務め、レー・バン・フオン元会長逮捕を受けてJVC会長に
就任した細野恭平氏が今後の方針を発表した。
敬遠されるようになったため、新規契約の獲得は難航している。実際のところ、
多くのプロジェクトで入札できなくなっている」と述べた。
信頼を取り戻すべく積極的に病院訪問を行っているという。細野会長は、
「経営スタイルを同族経営からより民主的なものへと変更し、部長レベルの管理職に
もっと権限を与える。JVCの経営陣のうち、DIからの人員を主力メンバーと位置づける」
との方針を示した。
JVCのサプライヤーの9割は日立、富士フィルム、コニカなどの日系企業。
これらの企業はDIのパートナーでもある。
「JVCは我が社にとってベトナムで最も重要なパートナー」と述べ、
同社と引き続き協力していく意向を示した。
借入金の詳細が明らかにされていないことなどの不明な点について細野会長は、
「当社の財務管理システムに不備があり、キャッシュフローの管理がきちんと
行われていないため、正直なところ私自身も把握できていない。現在情報を収集
しており、正確にわかり次第開示する」と述べた。
担保割れ株式売却などを受け、JVC株価は6月9日から7月1日まで下落の一途を辿り、
1か月足らずで▲66％も下落したが、7月2日より割安感から自律反発狙いの買いが
入ったため、6日まで3営業日連続でストップ高した。
目立っている。同社は6月23日と7月2日にJVC株およそ200万株を買い集め、
手持ちの株式数を700万株余り(保有率：6.3％)に増やした。
[2015/07/08 12:58 JST更新
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150708120317.html
ホアン・アイン・ザライ[HAG](HAGL)は資本剰余金を原資として、6月10日～7月9日に
1株1万6000～2万2000VND(約90～124円)で流通株式数の1.3％に当たる1000万株を
購入する予定だったが、期限直前に同計画を取り止めると発表した。
発行した社債の各引受人と償還期限延期について協議した際、重要案件向けの資金を
確保すべきとして同計画の取り止めを求められたためだという。
見込まれていた。2015年3月末時点の資本剰余金は、3兆5390億VND(約200億円)
となっている。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・マサンインベストメントグループ[MSN]・の巻！
(2015年7月15日 発行ベトナム株通信 第2600号)
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■■■マサンインベストメントグループ[MSN]■■■
マサンインベストメントグループ[MSN]( Masan Group)傘下の鉱山開発会社、
マサン資源(Masan Resources)は、UPCoM(未上場公開株取引市場)での取引開始に
向け所定手続きを行っている。
2014年末時点におけるマサン資源の資本金は2億2500万USD(約275億円)、
総資産は9億4000万USD(約1150億円)となっている。直近の売上高は、2014年が
2兆8260億VND(約159億円)、2015年第1四半期が8130億VND(約46億円)だった。
なお、マサン資源の筆頭株主はMSNで、74.3％を保有している。他の株主は、
◇ティベロン鉱物(Tiberon Minerals)、◇マウント・ケレット(Mount Kellett)、
◇バンクインベスト(Bank Invest)傘下の第3PENM投資ファンド(PENM III)などとなっている。
なお、マサン資源は世界最大規模のタングステン鉱脈の1つと見られるヌイフォア鉱山
(東北部タイグエン省、鉱産埋蔵量：6600万t)を保有し、2014年よりタングステン、ケイセキ、
ビスマス、銅などの採掘・加工を展開。全世界の年間タングステン需要の7％に対応
できるという。2014年におけるMSN売上高の17.6％をマサン資源がもたらした。
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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はongbatmanより、「イノブタ」のお話です。
先日、女主人家おじいさんの何周忌かの法事に呼ばれ
亡きおじいさんがお気に入りだった田舎の家へ行ってきました。
以前から、庭には池やは色々な果物の木があったのですが
今回の見物は、豚と猪を掛け合わせたイノブタ。
イノブタ母さん
子どもを生んだばかりらしく、お母さんおっぱい張ってます。
イノブタ兄弟
奥の縞々が乳飲み子。
イノシシほどの獰猛さはないけれど、やっぱり家畜ではなくて
獣に近い雰囲気で、うっかり近づけない怖さがあり
うっかりするとこちらを威嚇するんじゃないかと多少腰が引けてしまいます。
飼ってどうすんだろ、と思ったら案の定食べるんだそうです。
でもこちらの家庭、農家でも何でもなくて、フツーのサラリーマン。
鶏くらいは田舎に行けば家で飼い、絞めて食べることはよくありますが、
自家製イノブタなんて初めてです。
まだ飼い始めたばかりで増やしているところなのか、
今回のご馳走には並んでいませんでした。
次回呼ばれたら、行くべきか･･･行かざるべきか･･･。
（photo by ongbatman）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。
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いかなる部分も、
製または転送などを行わないよう、お願い致します。
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