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軍隊商業銀行[MBB]は・・・国防省系企業が大株主の大手商業銀行。
全国に254店舗を有し、資金調達、資金貸付において国内トップ10銀行の1行。

＜その他掲載銘柄＞
アジアコマーシャル銀行［ACB］、ホーチミン市インフラ投資[CII]、
コテック建設[CTD]、ベトインバンク[CTG]、ハウザン製薬[DHG]、
ダナンゴムタイヤ[DRC]、ダットサイングループ[DXG]、FPT情報通信[FPT]、
ホアファット鉄鋼グループ［HPG］、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、
キドグループ[KDC]、カンディエン不動産[KDH]、軍隊商業銀行[MBB]、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ナムロン投資[NLG]、
フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[PV2]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、チャファコ製薬[TRA]、ベトコムバンク[VCB]、
ビングループ[VIC]、ビナサンタクシー[VNS]

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CONTENTS
 
01. 年初11か月のFDI認可額▲10.5％減―実行額+8.3％増
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年11月21日～2016年11月27日） 
03. 噂のうわさ話
   　チョリメックス食品[CMF]
04. サイゴン・街角風景　　
  「2016ジャパンベトナムフェスティバルinホーチミン」

  計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関する
データによると、2016年年初11か月のFDI認可額(推定値)は
181億0300万USD(約2兆0500億円)で、前年同期に比べて
▲10.5％減少した。一方、同期の実行額(推定値)は前年同期比+8.3％増の
143億USD(約1兆6200億円)で、引き続き順調に伸びている。

  年初11か月の新規認可案件数は前年同期比+20.8％増の
2240件だったが、認可額は同▲3.9％減の130億2800万USD
(約1兆4700億円)。追加認可案件数も同+55.3％増の1075件と
大きく増えたが、認可額は同▲23.9％減の50億7500万USD
(約5700億円)に留まった。

（※）年初から11月20日まで



  認可額を業種別で見ると、最も多いのは製造の134億1745万USD
(約1兆5160億円)で、全体の74.1％を占めた。続いて、◇不動産：
7億4093万USD(約837億円)、◇専門・科学・技術研究：6億8484万USD
(約770億円)、◇運送・倉庫：6億5252万 USD(約740億円)、
◇卸売・小売・修理：5億7398万USD(約650億円)、◇給水・排水処理：
4億3807万USD(約495億円)、◇建設：4億3127万USD(約490億円)、
◇芸術・娯楽：3億2872万USD(約370億円)、◇情報通信：3億2257万USD
(約365億円)、◇電気・ガス・水道：1億3004万 USD(約150億円)などの順となっている。

  なお、年初11か月に認可された大型案件として、韓国のLGディスプレイ
(LG Display)がハイフォン市で計画している有機ELディスプレイ(OELD)
工場案件(投資額15億USD＝約1695億円)などが挙げられる。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ビナミルク株の競売、12月12日に延期
[2016/11/25 18:23 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161125050051.html

  国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation＝SCIC)の
最新発表によると、乳業最大手ビナミルク[VNM](Vinamilk)株の競売を
12月12日(月)に延期する。同日午後2時30分にホーチミン証券取引所
(HOSE)で実施される予定。

  これに先立ち、SCICのグエン・ドゥック・チー会長は、VNM株への
投資機会を紹介するロードショーで12月2日(金)にVNM株の競売を
実施するとしていた。

  競売株式数はVNMの資本金の9％にあたる1億3063万0500株。
購入登録期間は11月28日から12月9日まで。入札価格は、
最低入札価格及び9日の終値を下回らない価格と規定されている。
しかし、最低入札価格はまだ発表されていない。

  今回の競売コンサルティングを担当するのは、米投資銀行の
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)、 サイゴン証券[SSI]
(Saigon Securities)及びビナキャピタル(Vinacapital)。

  チー会長は年内にはVNMから出資金9％のみを回収するが、
今回の競売後に、競売結果や市場動向、VNMの発展計画を勘案し、
早急に残りの出資金36％の回収計画を公表するとコメントした。

  この1か月でVNM株価は下落傾向にあり、10月25日の
14万1000VND(約700円)から11月25日には13万4500VND(約670円)へと下落した。


2 位 FPT情報通信、16年増収増益見通し、17年も好調予想で投資評価「買い」
[2016/11/22 13:04 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161122123001.html

  ホーチミン市証券[HCM](Hochiminh Securities)は、FPT情報通信[FPT]
(FPT Holdings)が2016年年初9か月業績を期待通り達成したことを踏まえ、
通年の売上高が前年比+9.5％増の41兆6000億VND(約2050億円)、
親会社株主帰属利益が同+11.1％増の2兆1450億VND(約105億円)との
予想を示した。

  これにより、2016年の1株当たり利益(EPS)は4200VND(約20.7円)、
予想株価収益率(PER)は10.3倍となる見通し。

  2017年業績見通しについて、売上高は前年比+15.1％増の
47兆8000億VND(約2350億円)、親会社株主帰属利益は同+28.3％増の
2兆7500億VND(約135億円)で、前年より楽観視されている。
2017年のEPSは5336VND(約26.3円)、予想PERは8.1倍。

  技術部門(ソフトウェア開発、システムインテグレーション、ITサービス)や
卸売部門、教育部門が前年に比べ好業績をあげていることが、
2017年業績見通しに向けて楽観視できる明るい材料になっている。

  FPTは技術及び通信の主要2事業に注力するために、今年末までに
卸売・小売部門を売却する予定だったが、来年第1四半期まで延期の
可能性があるとみられている。

  2016年～2020年の経営戦略では、利益に大きく寄与するのは
ソフトウェア開発及びITサービスの2事業とされている。
ソフトウェア開発部門について、SMAC(ソーシャルサービス、モバイル、
ビッグデータ・アナリティクス、クラウド)技術の開発により新たな
収入源を追加するほか、新たなサービスやソリューションの
開発で契約規模を増やす計画。

  ITサービス部門は、有料テレビをはじめとする新たな
付加価値サービスを提供すると共に、サービス品質を向上させ、
さらに国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation
＝SCIC)からFPTテレコム株50.2％を買い取る予定だ。

  HCMは、FPT株価が割安と言える水準に放置されていることや
長期的な成長見通しが極めて明るいこと、利益率の低い卸売部門及び
小売部門から一部又は完全撤廃することで来年の売上総利益率が
大きく上昇するほか、巨額の現金を取得することを踏まえ、FPT株の
投資評価を「買い(Buy)」で維持した。


3 位 ビンG、大型不動産案件の売上高計上で17年以降も成長見通し―小売網拡大抑制し質向上に注力
[2016/11/25 13:40 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161125011641.html

  ホーチミン市証券[HCM](Hochiminh Securities)は、不動産開発大手
ビングループ[VIC](Vingroup)が大規模な土地を保有していることや、
多数の大型不動産案件が2017年に完成し顧客に引き渡されることを
根拠として、2017年以降の業績見通しについて楽観的に見ている。

  2017年業績見通しは、売上高が前年比+51.2％増の66兆5900億VND
(約3330億円)、税引後利益が同+64％増の7兆0300億VND(約352億円)の
大幅な増収増益と予想されている。これにより、同年の1株当たり利益(EPS)は
2665VND(約13.3円)、予想株価収益率(PER)は16倍の計算となる。

  2017年及び2018年の業績に大きく貢献する大規模の不動産案件として、
発売を開始したのが◇「ビンホーム・セントラルパーク(Vinhomes
Central Park)」(ホーチミン市)、◇「ビンホームズ・ゴールデン・リバー
(Vinhomes Golden River)」(ホーチミン市)、◇「ビンホーム・
タイムズシティーパークヒル(Vinhomes Times City Park Hill )」
(ハノイ市)、◇「ビンホームズ・ガーデンニア(Vinhomes Gardenia)」
(ニャチャン市、フーコック島)がある。

  建設中の案件は、◇「ビンホームズ・スプリングレイク
(Vinhomes Springlake)」(ハノイ市)、◇「ビンホームズ・パラダイス
(Vinhomes Paradise)」(同)、◇「ビンホームズ・リバーサイド 2
(Vinhomes Riverside 2)」(同)、◇「ビンホームズ・スマートシティ
(Vinhomes Smart City)」(同)、◇「ビンホームズ・リバシティ
(Vinhomes Riva City)」(ハイフォン市)が挙げられる。

  年初9か月の販売状況について、「ビンホームズ・ゴールデン・リバー」
案件は全戸数の65％にあたる1625戸、「ビンホーム・セントラルパーク」
案件では、全戸数の93％にあたる9800戸が成約済み。ダナン市と
ニャチャン市の「コンドテル(Condotel)」マンション案件は、
発売した3000戸の79％が成約済み。

  VICは大都市にある立地のいい場所を中心に保有土地を拡大しており、
現在の保有土地は推定で8470万m2、2015年末時点の3480万m2から増加している。

  小売事業について、同社は2016年6月末時点で小売チェーン850店舗を
運営しており、このうちスーパーマーケット「ビンマート(VinMart)」が
50店舗(前年同時点の2.6倍)、「ビンマート・プラス(VinMart+)」が
800店舗(同8倍)を数える。

  小売チェーンの新規開店を推進した後は、小売網の拡大を減速し、
サービス品質の向上に注力する方針を掲げている。同社は
2016年末までに同コンビニチェーンの店舗数を1000店舗に
増やす予定だったが、目標値を880店舗へと引き下げた。

  サービス品質の改善により、イオングループのショッピングセンター
「イオンモール」や韓国の大型スーパー「イーマート(Emart)」、
タイの小売最大手セントラル・グループ(Central Group)の
スーパーマーケット「ビッグC」、タイ大手財閥TCCグループ(TCC Group)の
スーパーチェーン「メトロ(Metro)」などの海外の小売チェーンとの
競争力が向上するものと期待されている。

  HCMは、VIC株価は年初から+22.4％、直近52週(1年)の安値からは
+40％上昇しているが、不動産開発事業が長期的な成長見通しへの
原動力となっているとし、VIC株の投資評価を「アウトパフォーム
(Outperform)」で維持した。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・チョリメックス食品[CMF]・の巻！

(2016年11月30日 発行ベトナム株通信 第3019号)
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■■■チョリメックス食品[CMF]■■■

調味料やヌォックマム(魚醤)、調味料、冷凍食品などを取り扱う
チョリメックス食品[CMF](Cholimex Food)は、30日よりUPCoM
(未上場公開株取引市場)での取引を開始する。銘柄コードは「CMF」、
取引登録株式数は810万株。取引初日の基準価格は9万VND(約450円)。

CMFは資本金300億VND(約1億5000万円)で設立、2006年に
株式会社化を行った。その後2回の増資を経て、資本金を810億VND
(約4億0500万円)に引き上げた。

2016年9月末時点の大口株主は、チョロン輸出入投資(チョリメックス)が
40.7％、マサンインベストメントグループ[MSN](Masan Group)の
子会社マサン消費財(Masan Consumer)が100％出資するマサン食品
(Masan Food)が32.8％、ニチレイフーズ(東京都中央区)が19.0％を保有している。

同時点の総資産は前年末比+24％増の5890億VND(約29億4500万円)、
負債の部合計は同+39％増の3460億VND(約17億3000万円)で
総資産の59％を占めた。現金及び現金同等物は同+75％増の
840億VND(約4億2000万円)。

年初9か月業績は、売上高が前年同期比+20％増の4030億VND
(約20億1500万円)、税引後利益が同+37％増の155億VND
(約7800万円)の増益だったが、年間計画達成率は30％に留まった。

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