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CONTENTS
 
01. ビナテックス、14年売上高+36.6％増―TPP妥結で成長加速期待
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2015年2月9日～2015年2月15日）  
03. 噂のうわさ話
   　ベトナム海運【VOS】
04. サイゴン・街角風景　　
  　「写真大好きベトナム人」

  ベトナム繊維・衣料総公社(Vinatex＝ビナテックス)がこのほど
発表した2014年連結業績によると、売上高は前年比+36.6％増の
14兆9830億VND(約850億円)、税引前利益は同+29.9％増の
4320億VND(約24億4000万円)となる見通しだ。

  ビナテックスは2014年第2四半期以降、子会社フォンフー総公社
(Phong Phu Group)における保有比率を48.88％から51％へと
引き上げており、ビナテックスの連結業績にフォンフーの売上高も
計上されるようになった。

  ビナテックスは2015年事業計画で、売上高を前年比+30.6％増の
19兆5750億VND(約1100億円)、税引前利益を+32.4％増の5720億VND
(約32億円)に設定している。また、2015年に実施する新規案件数は32件で、
投資総額は9兆VND(約510億円)となる見通しだ。

  なお、ホーチミン市証券[HCM](Ho Chi Minh Securities)によると、
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が締結されれば、
ビナテックスの業績はさらに伸びると見込まれている。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ホアンアインザライ、14年親会社株主帰属利益+74％増
[2015/02/13 16:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150213121930.html

  ホアン・アイン・ザライ[HAG](Hoang Anh Gia Lai＝HAGL)がこのほど
発表した2014年第4四半期及び通期連結業績によると、
第4四半期の売上高は前年同期比▲13.4％減の6550億VND(約37億円)、
親会社株主帰属利益は同▲77.76％減の533億5800万VND(約3億円)
に留まったが、2014年通期の親会社株主帰属利益は前年比
+74.33％増の1兆4750億VND(約83億円)で、年間計画を1％上回った。

  2014年12月末時点の総資産は、年初比+22％増の36兆3700億VND
(約2050億円)となっている。一方、同時点における負債の部合計は
年初比+28.8％増の20兆9780億VND(約1190億円)で、
うち短期借入金等が前年2倍の6兆8400億VND(約390億円)に上った。

＜HAGの2014年第4四半期及び2014年業績＞

＜HAGの2014年売上高の事業別構成比率＞

2 位 ビナミルク、日本企業とスーパーソルガム飼料製造で共同事業
[2015/02/12 11:20 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150212111526.html

  地場乳製品製造最大手ビナミルク[VNM](Vinamilk)は9日、スーパーソルガム事業を
手掛けるSOLホールディングス(東京都品川区) の100％連結子会社である
SOLアジアホールディングス(SOL ASIA HOLDINGS)との間で、スーパーソルガムを
原料としたサイレージ(飼料)製造の共同事業に関するパートナーシップ契約を締結した。

  具体的には、今後の大規模栽培に向けてまず2015年3月よりVNMが
調達する50haの土地でスーパーソルガムを栽培し、収穫したスーパーソルガム
から乳牛用飼料を製造する。今回の共同事業で製造した飼料は、
VNMが飼育する乳牛向けに全て買い取る。

  ベトナム国内で製造される飼料は高価格で、絶対量も不足している。
そのため飼料の確保は海外からの輸入に依存しており、
VNMにとって乳牛に与える飼料の安定的な確保が課題となっている。

  こうした中、スーパーソルガムを原料とする飼料の場合、単位面積当たりの
製造量は従来の飼料向け作物から製造する飼料の約3倍に相当するとの
報告が出ているほか、製造コストも大幅に低く、両社にとって十分な
採算性の確保が可能となることから今回の提携に至った。

  なお、SOLは2014年12月5日、ホーチミン市に現地オフィスを開設。
地場のTHミルク(TH Milk)と共にスーパーソルガムの試験栽培に取り組むなど、
ベトナムにおけるスーパーソルガム商用化事業の展開に向けて準備を進めている。
2015年4月を目処にSOLアジアの100％子会社としてベトナム現地法人の
スーパーソルガムベトナム(Super Sorghum Vietnam)を設立する予定。

  スーパーソルガムは、搾汁液からバイオエタノールや砂糖、果糖ブドウ
糖液糖を製造できるほか、搾りかすを利用した発電、乳酸発酵飼料や鶏用の
飼料などにも活用できる。また、◇乾燥にも多湿にも強い、◇成長が早く収穫量が多い、
◇畑でも水田でもよく育つ、◇再生性が高い、◇ゲノム育種が可能、
◇糖やバイオエタノールの生産性が高い、◇品種によっては土壌の浄化にも
使用が可能、◇多段階利用が可能といった特徴がある。

  日本のスーパーソルガムは成長能力が高く収穫量も多いため、注目を集めている。
現在、最も需要が望める分野は乳牛向け飼料となっているが、
今後はバイオエタノールやペレット、砂糖の生産にも利用される見込み。
同社がベトナムで日本の資本及び技術を用いたスーパーソルガム事業を展開することで、
農村・農業従事者の収益力・所得の向上に寄与すると共に、
ベトナムの農業の更なる発展や経済効果が期待されている。
 

3 位 ホアン・アイン・ザライ、肉牛・乳牛飼育の利益に期待
[2015/02/11 17:40 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/150211040118.html

ホアン・アイン・ザライ[HAG](Hoang Anh Gia Lai＝HAGL)の
ドアン・グエン・ドゥック会長は、地元紙のインタビューで、肉牛・乳牛
飼育分野が今後同社に大きな利益をもたらすと見込まれており、
飼育頭数を大幅に増やす計画であることを明らかにした。

  それに先立ちドゥック会長は、ミャンマー最大の都市ヤンゴンで展開中の
複合商業施設｢ホアン・アイン・ザライ・ミャンマーセンター｣案件が完了すれば、
HAGLに大きな利益をもたらすと発表していたが、今回のドゥック会長の発言で、
同社が肉牛・乳牛飼育を主要分野とする方向へ転換していることが窺える。

  ドゥック会長は、肉牛・乳牛飼育分野において多くの課題はあるものの、
畜産を展開するのに有利な条件が整っており、豊富な水源、広大な
牧草地などの資源を最大限に活用することで、安定した売上高、
高い水準の利益を確保できるとしている。

  HAGの計画によると、肉牛・乳牛飼育頭数を当初予定の11万頭から
20万頭へと増やす。投資総額は6兆3000億VND(約350億円)と見込まれており、
2014年～2015年に3兆1000億VND(約173億円)を投じる。

  なお、サイゴン商業総公社(サトラ＝Satra)傘下の食肉加工大手ビッサン
(Vissan)のバン・ドゥック・ムオイ社長によると、全国で販売される肉牛は
1日当たり3000頭で、うち600頭がホーチミン市での販売だという。
また、ベトナムの肉消費の種類別構成比率は、◇豚肉：75％、
◇牛肉：6％、◇家禽肉：10％となっている。

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(2015年02月25日 発行ベトナム株通信 第2485号)
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■■■ベトナム海運【VOS】■■■

  ベトナム海運[VOS](Vosco)が2014年単独業績(未監査)を発表した。詳細は以下の通り。

・売上高：1兆8960億VND(約106億円、前年比▲7.9％減)
・税引前利益：172億VND(約9600万円、前年実績：▲1980億VND＝約▲11億円の赤字)

2014年末時点の現金及び現金相当は、前年末の2.7倍にあたる
1860億VND(約10億4000万円)に膨らんだ。負債総額も大きく減少して
3兆7246億VND(約208億円)となっているが、利益剰余金は
▲1500億VND(約▲8億4000万円)とマイナスの状態から依然脱っしていない。

2014年の営業損益は▲48億2000万VND(約▲2700万円)と、本業で
引き続き赤字を計上したが、前年の▲1796億VND(約▲10億円)に比べて
赤字額は著しく減少した。金融活動損益も多額の赤字となったが、
期中に2284億VND(約12億8000万円)の特別利益を計上し、
これが営業損益と金融活動損益の赤字を相殺したため、最終利益は
黒字となった。なお、特別利益は主に輸送船「シルバースター号」、
「ダイヤモンドスター号」の船舶2隻の売却によるもの。

同社は2012年、2013年の2年連続で赤字を計上しており、3年連続で
赤字決算が続けば、上場廃止を余儀なくされる。VOSの連結決算は
まだ発表されていないが、2014年の総括会議で経営陣が発表した
業績速報によると、2014年の売上高は前年比▲5.3％減の2兆3100億VND
(約130億円)、税引前利益は150億VND(約8400万円)となっている。
2014年の監査済決算で黒字が確認されれば、上場廃止を免れる見通しだ。

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  毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はコンボービエン（ジュゴン）より、「写真大好きベトナム人」をご紹介します。

チュックムン・ナムオモイ！（新年明けましておめでとうございます）
旧正月（テト）を祝うベトナムでは、2月19日が元日でした。

2015年、日本や中国では「羊年」ですが、ベトナムでは「ヤギ年」。
ベトナムに羊がもたらされたのはフランスに植民地化されてからで、
それまで羊が身近な動物ではなかったため、ヤギとされたようです。



毎年テト期間に、中心部の通りが車両通行止めとなり、
花で溢れる「フラワーロード」になります。

我が家は今年のテトをサイゴンで過ごしたので、
家族揃ってフラワーロードに足を運んでみました。
テトの時期は年間の中で比較的涼しい季節ではありますが、
日中の気温は30度以上。
乾季のきつい日差しを避け、涼しい夜に行ってみたものの、
芋を洗うような混雑で入り口に辿りつくのもままならなかったため、
諦めて翌日の昼に出直しました。



快晴で日差しがきつかったにもかかわらず、かなり混雑していました。
このフラワーロード、何かアトラクションやイベントがあるというわけではなく、
花をふんだんに飾っているというだけの場所。なのに、なぜこんなに混むのか。
その理由は・・・・写真撮影したいからです。



小さな子供もかわいいアオザイ（ベトナムの伝統衣装）を着ておめかし。



大人もアオザイ姿やドレス姿が目立ちます。
背広を着ている男性もいました。



テトに集まった家族で記念撮影。



年齢に関係なく、はいポーズ！
モデルばりのポーズをしている人をたくさん見かけます。
納得がいくまで何枚も撮影するのは当たり前。
中には、向こうから歩いてくる姿をコマ撮りしたりする人までいます。



自画撮りをしている人の数は日本の比ではありません。
日本人が観光地に行った場合、
自分が入っている画像は記念に数枚撮る程度だと思いますが、
ベトナム人の撮影する写真には自分が写っていることが何より重要。
あらゆるスポットで自分の姿をパチリ。

そして撮影した自分の画像を、フェイスブックなどで公開するのはもちろん、
携帯電話やパソコンの待ち受け画面に設定します。
自分の画像を待ち受けにする日本人は殆どいないと思いますが、
ベトナム人の9割が自分の写っている画像を待ち受けにしているのでは、
というぐらい、待ち受け自画率が高いです。

それだけ自分のことを好きになれるベトナム人、うらやましいなあ、と思います。


（photo by con bo bien）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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