官民パートナーシップ(PPP)方式の1種であるBOT(建設・運営・譲渡)方式で建設された第3フーミーガス火力発電所(東南部地方バリア・ブンタウ省)が、20年間の商業運転を経て、1日に第3フーミーBOT電力社(BOT Phu My 3)から商工省傘下のベトナム電力グループ(EVN)に引き渡された。
第3フーミーガス火力発電所は出力715MWで、2004年3月1日に商業運転を開始した。発電所を運営するのは第3フーミーBOT電力社で、◇双日株式会社(東京都千代田区)、◇株式会社キューデン・インターナショナル(福岡県福岡市)、◇シンガポール系セムコープ・ユーティリティーズ(Sembcorp Utilities)が出資している。
BOT契約によると、同発電所は商業運転開始から20年後に政府に引き渡されると規定されている。
EVNは同発電所の運営計画について、同省傘下ペトロベトナムグループ(PVN)とPVN傘下ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)との間で、同発電所向けのガス購買契約を締結する計画。EVNの運営のもと、同発電所は毎年、国家電力網に年間46億kWhを供給する見通し。
なお、これとは別に、海外投資家によってBOT方式で同省に建設され、2005年2月に商業運転を開始した第2.2フーミーガス火力発電所(出力715MW)も、2025年2月に20年間の商業運転を経てBOT契約が終了し、EVNに引き渡される予定。
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