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ビンG系配車アプリ「サインSM」、市場シェアでグラブに次ぐ2位に FREE

[2024-03-18 20:39 JST更新]
  
  

  インドの調査会社モルドル・インテリジェンス(Mordor Intelligence)が先般発表したベトナム配車アプリに関する市場調査によると、2023年におけるベトナム配車アプリ市場の売上高は合計7億2773万USD(約1084億円)となった。

  各アプリのうち、2023年4月にサービスを開始した「サインSM(Xanh SM)」は同年に飛躍的な成長を遂げた。同アプリは、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)が運営している。

  2023年10~12月の売上高ベース市場シェアでは、シンガポール系「グラブ(Grab)」が58.7%を占めトップ。「サインSM」は18.2%で2位に立った。以下、◇地場系「ビー(Be)」:9.2%、◇インドネシア系「ゴジェック(Gojek)」:5.9%、◇地場系「マイリン(Mai Linh)」:2.7%、◇地場系「ビナサン(Vinasun)」:2.2%と続いた。

  <2023年10~12月の売上高ベース市場シェア>


  サインSMは現在、EV2万台、電動バイク6万台を展開。運転手を提携相手として扱うライバル企業と異なり、GSMはサインSMの運転手を社員として扱っており、給与・福利厚生費を支払い、サービスの実習なども行っている。また、車両は運転手が購入する必要が無く、会社が提供する。

  なお、GSMはEVや電動バイクの配車サービスだけでなく、宅配やレンタカーなどのサービスも展開し、ベトナムでのEV普及戦略に取り組んでいる。


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