英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)はこのほど発表したベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、2024年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率を+6.7%と予想している。
このうち、上半期(1~6月期)は+6.2%、下半期(7~12月)は+6.9%となる見通し。
同行のエコノミストは、ベトナムの中期的な経済見通しが明るいと評価した上で、成長と競争力を維持するためには、ベトナム政府がインフラの開発や炭素排出量の削減を進める必要があるとの見方を示した。
また、同行は2024年におけるベトナムのインフレ率について、2023年の+3.3%から+5.5%に上昇すると予想している。ベトナム経済が回復に向かっていることから、金融緩和政策は間もなく終了する見込みだ。
ベトナム国家銀行(中央銀行)は、2024年7~9月末まで基準貸付利率(リファイナンスレート)を年4.5%で据え置き、10~12月中には年5.0%に引き上げる可能性がある。
このほか、スタンダードチャータード銀行は2024年末の通貨ドンの対米ドル為替レート予想を1USD=2万4000VNDとした。
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