
22日のベトナム株式市場は、VNインデックスが反発し、HNXインデックスも上昇して取引を終えた。祝日を前にして投資家心理が慎重になる中、外部環境からの支援材料も乏しく、午前の取引は流動性が低くもみ合いの展開となった。しかし、午後に入り大型株、特にビングループ[VIC]関連株が急騰して相場全体を牽引した。値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回ったものの、時価総額の大きい銘柄の貢献により、指数は力強い回復を見せた。
ホーチミン市場の動向
ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは、前日比+23.82ポイント(+1.30%)上昇し、1857.30ポイントで引けた。売買代金は前日比▲14.3%減少の21兆3905億VND(約1300億円)となり、流動性は依然として低水準にとどまった。これは、連休を控えて投資家が積極的な取引を手控えたことが背景にある。売買高の上位には、サイゴンハノイ銀行[SHB]やノバランド不動産投資グループ[NVL]などが名を連ねた。
セクター別および大型株の動向を見ると、VICがストップ高の+6.97%となり、新高値の20万7200VND(約1250円)を記録し、単独で指数を22ポイント以上押し上げた。同日開催された株主総会において、VIC傘下の電気自動車(EV)メーカーのビンファスト(VinFast)がベトナム国内市場で今年中の黒字化を見込んでいることや、ビンファスト製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で配車サービス「グリーンSM(Green SM)」を展開するグリーンSM(Green SM)が2028年に新規株式公開(IPO)を予定しているなどの好材料が発表され、国内外から強い買いが集まった。ビンホームズ[VHM]も+3.09%、ビンコムリテール[VRE]が+2.22%と上昇し、相場を主導した。
不動産セクターも資金を集め、トゥドゥック住宅開発[TDH]やドリームハウス投資[DRH]などがストップ高となったほか、NVLは+5.93%と大幅に上昇した。NVLは翌日に株主総会を控え、第三者割当増資の規模を8億株に拡大する計画が好感されている。
その他、ドゥックザン化学[DGC]が+2.81%、マリタイムバンク[MSB]が+2.41%、ハイアン運輸荷役[HAH]が+4.87%など上昇した。一方で、ホアファットグループ[HPG]は▲1.23%、サコムバンク[STB]は▲1.77%と下落した。
ハノイ市場の動向
ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは、前日比+2.09ポイント(+0.83%)上昇し、255.36ポイントで取引を終えた。売買代金は前日比+14.9%増加の1兆4305億VND(約86億円)となった。サイゴンハノイ証券[SHS]やCEOグループ[CEO]に商いが集中したが、株価の変動はそれぞれ▲0.57%、+0.59%と限定的であった。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約1070億VND(約6億4000万円)の売り越しとなった。HSXでは FPT情報通信[FPT]に2090億VND(約12億6000万円)、VHMに886億VND(約5億3000万円)の売りが集中した。一方、テーゾイジードン投資[MWG]やVICなどが買い越された。
HNXでもペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]やタスコ[HUT]などが売り越された一方で、ベトナム工業団地都市開発[IDC]は買い越された。
今後の見通しとして、連休を前にして全体的な流動性の低下が続く可能性があるものの、個別企業の決算発表や株主総会での前向きな事業計画の公表が、引き続き市場を下支えする原動力となることが期待される。
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