
16日のベトナム株式市場は主要指数がそろって反落した。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前営業日比▲1.04ポイント(▲0.06%)安の1810.11ポイント、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは▲0.91ポイント(▲0.33%)安の273.22ポイントで引けた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利発表や先物清算を前に売り圧力が強まり、1810ポイント近辺でもみ合う展開となった。売買代金はHSXが14兆8453億6000万VND(約880億円)、HNXが7360億7000万VND(約44億円)となった。一方、海外投資家はHSXで2210億5000万VND(約13億2000万円)を買い越し、3日連続の買い越しを記録した。
金融・不動産株が重荷、IT・エネルギー株は底堅い
セクター別では、金融(▲0.07%)や不動産(▲0.15%)が軟調となり相場の重荷となった。ベトコムバンク[VCB](▲1.17%)やベトナム投資開発銀行[BID](▲1.22%)、ビンホームズ[VHM](▲0.56%)が下落した。
一方、銀行株ではシーバンク[SSB](+6.94%)が3日連続のストップ高となったほか、アジアコマーシャル銀行[ACB](+2.26%)や軍隊銀行[MBB](+1.50%)が買われた。
また、IT(+1.49%)ではFPT情報通信[FPT](+1.51%)、エネルギー(+0.94%)ではペトロリメックス[PLX](+2.28%)やペトロベトナム製油石化[BSR](+0.49%)、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS](+0.29%)が上昇し下値を支えた。
海外勢はタインタインコン・ビエンホア製糖[SBT](2308億8000万VND(約13億7000万円))やFPT情報通信[FPT]を買い越す一方、ビンホームズ[VHM](2055億6000万VND(約12億2000万円))を売り越した。
FOMC注視のもみ合い、中長期的な資金流入期待が下支え
市場では利上げ懸念が事前に織り込まれつつあり、9月21日のFTSE新興国市場格上げ発効に伴う50億~60億USD(約7800億~9300億円)の資金流入期待が下値を支える材料となっている。短期的には上値抵抗線1820~1840ポイントを前に高値追いは限定的となり、押し目買いが意識されている。
前日15日のベトナム市場では、VNインデックスが+22.92ポイント(+1.28%)高の1811.15ポイントと反発し1800ポイント台を回復していた。前日はエネルギー株の急伸やペトロベトナム製油石化[BSR](+6.84%)、シーバンク[SSB](+6.91%)のストップ高が好感されたが、本日16日は好材料の一巡やイベント警戒感から小幅な調整となった。
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