
29日のベトナム株式市場は、前日の反発の流れを引き継ぎ、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが好決算を発表したVIC関連株や不動産株、IT株などの大型株を中心に買われて続伸し、節目となる1700ポイントの大台を回復して取引を終えた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも続伸した。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比+24.06ポイント(+1.43%)上昇の1704.68で引けた。HSXの売買代金は14兆3880億VND(約900億円)となった。前場は寄り付き後に一進一退の攻防が続いたが、後場に入ると好業績を背景とした押し目買いが本格化し、引けにかけて上げ幅を拡大した。
HNXインデックスは前日比+2.23ポイント(+0.83%)上昇の271.68となった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、4~6月決算で親会社株主帰属利益が1兆6090億VND(約100億円)と前年同期比+30.40%増加したビンコムリテール[VRE]が+6.81%のストップ高となったほか、ビンホームズ[VHM]が+6.14%、ビンパール[VPL]が+3.22%、ビングループ[VIC]が+2.62%上昇し、グループ4銘柄で指数上昇分の過半を寄与した。
不動産株ではバンフー不動産開発[VPI]が+2.70%買われた。IT株でもFPT情報通信[FPT]が+3.33%高となった。証券株はベトキャップ証券[VCI]が+5.58%と大幅高になった。鉄鋼株のホアファットグループ[HPG]も+3.10%伸びた。
一方、銀行株は好悪まちまちで、HDバンク[HDB]が+1.59%上昇した反面、サイゴンハノイ銀行[SHB]が▲1.75%、サコムバンク[STB]が▲1.38%下落した。また、12営業日連続のストップ安を記録していたビンズオンACC投資建設[ACC]は自律反発の買いが入り+6.86%のストップ高となった。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約880億VND(約5億5000万円)の売り越しとなった。個別ではビンホームズ[VHM]を約2270億VND(約14億円)売り越した半面、ホアファットグループ[HPG]を約1400億VND(約8億7000万円)買い越した。
今後の見通しについて、証券会社は指数が1700ポイントを回復したものの、市場全体の売買代金が依然として低水準にとどまっていることから、本格的な上昇局面への移行にはさらなる流動性の拡大が必要であるとみている。
前日の28日には、証券株や鉄鋼株、不動産株などを中心に買い戻しが入り、VNインデックスは反発していた。連日の上昇により市場心理には改善の兆しがみられるものの、株価急落を受けた自社経営陣による自社株買いの動きや第2四半期決算を見極める選別買いの動きが続いており、当面は業績底打ち銘柄を中心とした揉み合いの展開が予想される。
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