ベトナム国内市場における1~3月期の乗用車新規販売台数は5万7000台余りだった。このうち、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)車の販売台数は約8200台で、市場シェアの14.3%を占めて、初めてトップに立った。
ブランド別の市場シェアでは以下、◇ヒョンデ(Huyndai):13.8%(約7900台)、◇トヨタ:12.7%(約7300台)、◇フォード(Ford):12.2%(約7000台)などと続いた。
<1~3月期のブランド別乗用車市場シェア>
ビンファスト車は、Aクラスの小型車セグメントで特に優位となっている。同セグメントには、「VF 5プラス(VF 5 Plus)」や「起亜ソネット(Kia Sonet)」、「トヨタ・ライズ(Toyota Raize)」、「ヒョンデ・グランド i10(Hyundai Grand i10)、「トヨタ・ウィゴ(Toyota Wigo)、「起亜モーニング(Kia Morning)」などがある。
同期におけるAクラスの小型車セグメントの販売台数は1万台以上。このうち、ビンファスト製「VF 5プラス」の販売台数は約5000台となっており、全体の半分近くを占めてトップだった。