ベトナム外商銀行(VCB)のグェン・フォック・タイン頭取
先々週に、ベトナムドン/ドルのレートが上昇したことは市場の短期的な需給関係から影響を受けたためです。心理的なものだったのですが、多くの人がドルを買おうとし、売る方ではレートはまだ上昇すると思っていたので、売らずにいたのです。そうしたことでレートが上昇することは当然といえば当然でした。こうして最末2営業日でベトナムドン/ドルレートが大きく上昇しました。
ベトナム市場では、金価格が上昇すると皆が金を買い、逆に価格の上昇が止まる兆しがある時には、投げ売りするという現象は起きるのです。ですから、この時期に投資家が外貨へ投資するというのは、慎重に考えるべきでしょう。
ベトナム輸出入銀行のダオ・ホン・チァウ副頭取
ベトナムドン/ドルのレートが上昇すると、輸出企業には有利ですが、輸入企業には輸入する原材料のコストが上り不利となります。ベトナムドン/ドルのレートが上昇した先週末には、輸出企業の外貨を売却する需要は限られていましたが、銀行での外貨供給は平常通りで、ドル買入れ価格も安定していました。自由市場でのみドル高という現象が起き、それもかなり複雑に動きました。しかし、レートが上昇する傾向にはありません。外貨需要は主に輸入企業からであり、この時期に外貨を買入れ貯蓄することは良い戦略とは言えないでしょう。ベトナムドンと比べて、ドル金利は依然低いままです。インフレがまだ進むのであれば、ドン・ドルレートがドル高に振れることはないと予想しています。
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