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西鉄と阪急不動産、ナムロン投資の分譲マンション案件に参画―海外初 完全無料ニュース

[2015/03/25 12:07 JST更新]


(C) 西日本鉄道 写真の拡大

  西日本鉄道株式会社(福岡市中央区)と阪急不動産株式会社(大阪市北区)は、地場不動産大手のナムロン投資[NLG]が手掛けるホーチミン市の分譲マンションプロジェクトに参画する。西鉄と阪急不動産のいずれも、海外における分譲マンション事業への進出は初めて。

  3社が提供する分譲マンション「フローラ・アインダオ(FLORA-ANH DAO)」は、ホーチミン市中心部から約10km東に位置する同市9区に建設する。計画地周辺エリアでは、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の建設が進められており、将来的により一層利便性が高まるものと見込まれている。

  「フローラ・アインダオ」は15階建てで、敷地面積1万1236m2、述べ床面積3万7854m2、総戸数500戸。1戸当たりの平均専有面積は57.5m2、分譲価格は500万~800万円程度で、ベトナムの中・高所得者層を主なターゲットとして売り出す。総事業費は約5000億VND(約28億1000万円)。2016年7月の完成予定となっている。

  人口増加や経済成長が続く中、ホーチミン市では、特に若い世代の住宅需要が高まっている。ナムロン投資は2008年より、同市を中心に手ごろな価格帯のマンション「イーホーム」を展開し、現在までに約3300戸を供給している。ナムロン投資は今後、西鉄及び阪急不動産との共同プロジェクトによって、日本の高い技術と品質などのノウハウを取り入れたマンション展開に力を入れる計画だ。

  また、西鉄と阪急不動産は、プロジェクト参画を通じて、ベトナムや近隣のASEAN諸国における不動産事業の情報収集や事業推進ノウハウを蓄積し、本格的な海外進出への第一歩にしたい考えだ。


  
  
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