新生銀行(東京都中央区)は21日、ベトナムで個人向け無担保ローン事業に進出するため、軍隊商業銀行[MBB](Military Commercial Joint Stock Bank)が3月に設立した100%事業子会社MBファイナンス(MB Finance)への出資に関する契約をMBBとの間で締結した。
MBファイナンスは12月からのサービス開始を目指している。今回の契約により、新生銀行はMBファイナンスの出資割合49%を取得すると共に、出資金払込後にMBファイナンスの社名を「MB新生コンシューマー・ファイナンス(MB Shinsei Consumer Finance)」に変更し、役員も派遣する予定。
更に、新生銀行連結子会社の新生フィナンシャル株式会社(東京都千代田区)も今後、MBファイナンスとの間でシステムの導入及びメンテナンスに関する契約を締結し、MBファイナンスの無担保ローン事業開始に向けたコンシューマーファイナンスシステム構築や保守を行っていく。
これに先立ち、新生銀行は法人向けベトナム進出支援や同行の事業機会の拡大を図ることを目的に、2014年3月にMBBとの間で法人向け業務に関する業務提携契約を締結している。