格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は17日、仏エアバス(Airbus)との間で、航空データプラットフォーム「スカイワイズ(Skywise)」の導入に関する契約を締結した。
VJCは同プラットフォームの最新バージョンである「スカイワイズ・コア[X1](Skywise Core [X1])」を導入する最初の顧客となる。
スカイワイズは、機体の運航記録や部品交換の履歴、パイロットからのレポート、技術文書などを活用して、航空会社が機材の運航や整備を行う際の判断を手助けする情報を提供し、運航の信頼性や運航効率の向上を実現する。
世界中で就航されているエアバス機材の約48%に相当する約1万0500機が、同プラットフォームに接続されている。
VJCはまた、フリートパフォーマンスの主要測定ツールとして、エアバスのデジタルソリューション「スカイワイズ・ヘルス・モニタリング(Skywise Health Monitoring=SHM)」を導入する。VJCは、SHMを導入する世界で90番目の航空会社となる。