会員ログイン ID   パスワード

会員登録・延長手続 パスワード確認  IDとパスワードを記憶させる
ベトナム株情報 > ベト株ニュース > 産業 > ハノイ:賃貸オフィス市場が活況、グリーンオフィス開発がトレンドに

ベト株ニュース - 産業

  
  

ハノイ:賃貸オフィス市場が活況、グリーンオフィス開発がトレンドに 完全無料ニュース

[2022/10/28 15:56 JST更新]


(C) bnews 写真の拡大

 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)によると、2022年7~9月はハノイ市の賃貸オフィスビルの大半が高い入居率を維持し、このうちCクラスの入居率が最も高く96%に達した。

 1m2当たりの月額賃料は前期比+2%上昇の50万3000VND(約2940円)。Aクラスは82万2000VND(約4800円)で最も高く、前期比+2%、前年同期比+6%上昇している。

 ハノイ市の賃貸オフィス市場の延べ床面積合計は189件の約213万m2となっている。西部の面積は85万m2で、全体の40%を占めトップ。中心部の面積は83万m2で、同39%を占めている。

 同市の賃貸オフィス市場の入居率は年末にかけて高水準を維持することが予想され、特にホアンキエム区のAクラスとBクラスの賃貸オフィスの入居率が95%を超える見通し。

 しかし、2023年1~3月期と4~6月には、いくつかのオフィスビルが新たに開業するため、供給増により入居率が若干低下するものと見込まれる。

 また、都市鉄道(メトロ)や環状道路の整備により、中心部の以外のメトロ・環状道路沿いのエリアでもオフィス開発が進んでいる。2023年から2025年にかけての中心部以外のエリアでの新規供給は19件の70万m2に達すると予想される。

 オフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークを採用する企業が増加する中、このワークスタイルに合わせてオフィスを再構築・改修・アップグレードする動きが見られている。

 また、従業員のための持続可能な労働環境の構築を重視する企業も増加していることを背景に、電気と水の効率的な使用、二酸化炭素(CO2)排出量の削減、従業員の健康向上を実現する「グリーンオフィス」の開発がトレンドになっている。同市では2024年までに少なくとも6件のオフィスビル案件が「グリーンオフィス」として認定される見通しだ。


  
  
印刷用ページ