今期のベトナムのCCIは、前期の6位から1つ順位を上げて世界63か国・地域中で5位、東南アジア6か国中では3位となった。世界のCCIは前期比+1ポイント上昇の98ポイント、日本は同▲6ポイント低下の73ポイントだった。世界1位はインドの134ポイント(同+3ポイント上昇)、最下位は韓国の44ポイント(同▲2ポイント低下)。
東南アジア地域では、フィリピンが前期比+2ポイント上昇の119ポイントで同地域1位、 世界2位。インドネシアが同+2ポイント上昇の117ポイントで同地域2位、世界3位だった。タイは同▲9ポイント低下し105ポイント、シンガポールは同▲6ポイント低下し88ポイント。マレーシアは同▲1ポイント低下の79ポイントで、同地域中で最も低かった。
「余剰金の使い道」について、ベトナムでは消費者の78%が「貯蓄」と回答し、引き続き世界最高水準となっている。「貯蓄」以外の使い道としては、「買い物(衣料品)」(38%)、「旅行」(35%)、「娯楽」(34%)、「ハイテク製品購入」(32%)、「住宅修繕」(31%)が挙げられる。
調査対象となったベトナム人の58%が「ベトナム経済は低迷から脱却していない」と回答し、82%が過去12か月間に支出を抑えるため消費習慣を変えて節約を心掛けたという。特に支出を抑えた項目は、「買い物(衣料品)」(61%)、「娯楽」(58%)、「ガス・電気代」(47%)、「携帯電話代」(44%)などとなっている。