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中央銀行、主要政策金利を引き下げ　今年4回目　  

(C)vietstock 写真の拡大

　ベトナム国家銀行(中央銀行)は16日、主要政策金利の引き下げに関する決定第1123号/QD-NHNNを公布した。利下げは3月と4月、5月に続いて今年4回目。

　決定では、主要政策金利を以下のように定めた。

項目	利率	引き下げ幅
基準割引率(ディスカウントレート)金利	年3.0％	▲0.5％pt
基準貸付利率(リファイナンスレート)金利	年4.5％	▲0.5％pt
銀行間翌日物(オーバーナイト)金利	年5.0％	▲0.5％pt

　また、同日に公布された決定第1124号/QD-NHNNで、中央銀行は期間1か月以上6か月未満の定期預金の上限金利も引き下げた。普通預金、期間1か月未満の定期預金の上限金利は年0.5％で据え置いた。

項目	利率	引き下げ幅
期間1か月以上6か月未満の定期預金の上限金利	年4.75％	▲0.25％pt

　人民信用基金とマイクロファイナンス機関によるドン建て預金の上限金利も年5.5％から年5.25％に引き下げられた。

　このほか、中央銀行は同日、5つの優遇分野に対するドン建て短期貸付の上限金利に関する決定第1125号/QD-NHNNを公布した。

　決定1125号では、5つの優遇分野に対するドン建て短期貸付の上限金利を年4.5％から年4.0％に引き下げた。人民信用基金とマイクロファイナンス機関による5つの優遇分野に対するドン建て短期貸付の上限金利も年5.5％から年5.0％に引き下げられた。

　5つの優遇分野は、◇農業農村分野、◇輸出企業の生産販売活動、◇中小企業の生産販売活動、◇裾野産業分野、◇ハイテク応用産業分野。

　各決定はいずれも2023年6月19日に発効する。

  

  

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