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ベトナム鉄道、上半期売上高が計画の86%止まり―鉄道橋崩落事故で 完全無料ニュース

[2016/07/19 16:56 JST更新]


(C) baodautu 写真の拡大

  ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)の2016年上半期事業活動レポートによると、同期の売上高は3兆1888億VND(約152億円)で前年同期と比べて減少し、同期計画の達成率が86%に留まった。

  VNRによると、同期の貨物輸送量は前年同期比▲24.7%減の260万t、旅客輸送量は同▲11.9%減の513万人だった。一方、同期における国内航空会社の旅客数は前年同期比+30%増の2500万人で、このうち国内線旅客数は同+33%増の1400万人に達した。

  鉄道業界の売上高が伸び悩んだ原因として、東南部地方ドンナイ省ビエンホア市のドンナイ川で3月20日に発生したゲイン鉄道橋崩落事故により南北統一鉄道の線路が寸断されたことや、北中部地方で発生した魚大量死により同地方を訪れる旅客数が大きく減少したこと、格安航空会社の国内線就航が相次ぎ競争圧力が高まっていることなどが挙げられる。

  ゲイン鉄道橋の崩落事故では、南北統一鉄道のソンタン駅(ビンズオン省ジーアン郡)とその隣のビエンホア駅(ドンナイ省ビエンホア市)の間の線路が寸断され、終着・始発のサイゴン駅(ホーチミン市)と接続できなくなっていた。

  同橋は6月25日に再開通したが、同事故による業界全体の損失額は6月のピーク時で1日当たり100億VND(約4760万円)に上ると試算されている。また、格安航空会社との競争については、路線によって航空運賃が列車運賃を下回ることもあるため、旅客が列車よりも航空サービスを選択する傾向にシフトしていることが一因となっている。


  
  
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