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  通信・IT分野最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下FPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)は、中国にて新たな開発拠点となるFPTソフトウェア大連を設立したと発表した。FPTソフトウェアの世界で83番目の拠点として、現地顧客を支援し、日本、中国、ベトナム3国間の国境を越えた協力を促進する体制を整えていく。

  13日に催された開所式には、駐中国ベトナム大使館やFPTグループ関係者のほか、日本と中国のパートナー企業の代表者などが出席した。

  今回の新たな挑戦は、日本国内における旺盛なデジタル変革(DX)への需要に応え、日本企業のサプライチェーンを多様化する取り組みを支援するもの。大連は地理的に日本に近く、日本語の堪能なIT人材が20万人を超えていることから、円滑なコミュニケーションで顧客へのサービス提供が期待できる。FPTジャパンホールディングスがこれまで築いてきた日本国内での基盤に加え、新たに加わったグローバルリソースの組み合わせを活かし、強化することにより、顧客がビジネス展開する地域のニーズに対し、エンドツーエンドのデジタルソリューションを提供する。

  FPTソフトウェア大連は、約20年にわたり日本市場で事業を展開し、成長してきたFPTジャパンホールディングスの新たな挑戦のスタート。大学や教育機関と密に連携しながら、ICTトレーニングの提供と雇用創出に取り組み、2024年には従業員数200人、その後の3～5年で2000～3000人規模に拡大することを目指す。