1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは8.20ポイント(2.63%)下落し、303.54ポイントで終えた。売買高は増加したものの、売買代金は縮小した。米株高や中国の金利引き下げへの反応も薄く、52週安値を更新。企業業績への懸念、証券譲渡に関する個人所得税導入、止まらない海外投資家の売り越しも重しに。
株価:前営業日比で22銘柄が上昇、140銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はほぼ全面安の展開。PVF、FPT、HPG、PPC、ITA、SSI、VSH、SJSなどが4%を超えて下落した。上位銘柄で唯一上昇したPVDはストップ高した。
STBは連日200万株強の商い。FPT、SSI、HPGがこれに続いた。PVDを除いて、売買高上位銘柄は揃って下落した。
VTB、GMC、DXV、VTC、DNP、PVDが4%超上昇した。GTA、HSIも続伸。
海外投資家は取引を増加させつつ、売り越しを続けた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは1.95ポイント(1.96%)下落し、97.61ポイントで引けた。売買高・売買代金共に僅かに縮小した。
株価:前営業日比で19銘柄が上昇、125銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面安の展開。PVI、BVS、BCC、BTS、NTP、KLS、VSPなどが5%超下落した。KBCとPLCは平均株価では上昇した。
100万株を超えて取引されたのはKLS。ACB、PVSなどがこれに続いた。
新規上場銘柄で上昇したのはTHT程度。下げ幅の大きなものが目立った。
海外投資家は、取引量を増加させつつ、売り越しを続けた。
※株価調整のあった銘柄:VDL・現金配当(額面比10%)、
※※BTHは現金配当(額面比12%)の権利落ち日を迎えたが、取引がなかった。