1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは、1.23ポイント(0.4%)下落し、306.22ポイントで終えた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。第1節では小幅反発したが、その後下げに転じた。米株高の他、基準金利引き下げ、5つの方針を伴う10億ドル規模の投資消費刺激策、新個人所得税導入延期案の国会への提案など、好材料も多かったが、様子見ムードが強く、相場の反応は鈍かった。下値は堅い。
株価:前営業日比で47銘柄が上昇、92銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は下落したものが目に付いた。ただし大幅下落したのは、SJS、PVD程度。VNM、PVF、FPT、HPGなどは小幅上昇した。
今日も100万株超商いのあったのはSTBのみ。1銘柄だけで取引全体の約16%を占めた。SJS、SSI、VFMVF1、DPMなどがこれに続いた。
4%超上昇したのは、SFC、BMP、FBT、LGC、ACLの5銘柄。
海外投資家は取引量を縮小させたが、売り越しは続けた。
※株価調整のあった銘柄:DHA・現金配当(額面比10%)、PVD・現金配当(額面比・25%)、LSS・現金配当(額面比15%)、VTB・現金配当(額面比15%)、BPC・現金配当(額面比15%)、SFI・現金配当(額面比10%)、HSI・現金配当(額面比15%)、VKP・現金配当(額面比5%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは0.68ポイント(0.66%)上昇し、104.16ポイントで引けた。売買高・売買代金共僅かに増加した。
株価:前営業日比で66銘柄が上昇、60銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はほとんど上昇した。ただし5%超上昇したものはKBC、VCG、VSPなどに留まった。ACB、BTSは下落した。
VCGとACBが100万株を超えて取引された。KLS、KKC、PVI、PVS、BVSなどがこれに続いて、売買高上位につけた。
下落が目に付いたのは、DST、MIC、MKV、PJC、LTC、TDNなど。
初日を迎えたDHTの平均株価は2万4,400ドン、売買高は2万7,100株だった。
海外投資家は売り越した。
※株価調整のあった銘柄:LTC・現金配当(額面比12%)、STC・現金配当(額面比6%)、PTS・現金配当(額面比15%)、HAI・現金配当(額面比5%)、CCM・現金配当(額面比18%)、PGS・現金配当(額面比10%)