1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは、8.52ポイント(3.49%)下落し、235.50で終えた。売買高・売買代金は大きく変わらなかった。世界的な株安の流れを受けて、安値圏での展開、11営業日続落し、52週安値を更新した。第3節での下げ幅は昨日と同水準だったが、やや戻している。キンド食品(KDC)は依然海外投資家から大きく売りが入っているが、3営業日続伸した。
株価:前営業日比で上昇したのは25銘柄、131銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面安の展開。4%超下落したものも多かった。上昇したのはファーライ火力発電(PPC)、ハウザン製薬(DHG)、キンド食品(KDC)など。サコム通信ケーブル(SAM)は変わらずだった。
176万株取引されたサコムバンク(STB)が売買高第1位だった。ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などがこれに続いた。ビエンドン紙業(VID)がこの銘柄としては24万株と大商いだった。株価は変わらずだった。
こうした中で、バク・トゥェト・コットン(BBT)、トゥオンアン植物油(TAC)、ビエンホア製糖(BHS)、ビタリー(VTA)などが大幅に上昇した。
海外投資家はKDC、ビナミルク(VNM)、サイゴン証券(SSI)、ホーチミン市インフラ投資(CII)などへ大きく売りを入れた。一方、VNM、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、DPMへは買いを入れた。VNMではネットで買い越した。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは2.20ポイント(2.74%)下落し、78.06で引けた。売買高・売買代金は共に増加した。
株価:前営業日比で、24銘柄が上昇、114銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はほぼ全面安の展開だった。大幅に下落したものが多い中、ビナシン投資石油運輸(VSP)が大幅に上昇した。タックバー水力発電(TBC)とペトロリメックスペトロケミカル(PLC)は変わらずだった。
売買高が最も多かったのは123万株取引されたACB銀行。VSP、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)などがこれに続いた。第3ソンダ(SD3)が商いを伴って小幅に上昇した。
ハノイミルク(HNM)、キンバック都市開発(KBC)、ビグラセラハロン(VHL)が6%超下落した。
※株価調整のあった銘柄:第1.01ソンダ・SJC・現金配当(額面比17%)