1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは、10.46ポイント(4.02%)上昇し、270.62で終えた。売買高・売買代金共1.5倍程度増加した。金融不安後退で米株式相場が今年最大の上げ幅だったことが好感され、第1節から11ポイント超上昇した。上げ幅が2桁を割る場面もあったが、今日の高値圏で引けた。海外投資家は全体では大きく買い越した。
株価:前営業日比で上昇したのは164銘柄、下落したのは5銘柄のみ。
時価総額上位銘柄はほぼ全面高。ほぼ4%超上昇した。上げが小幅だったのはハウザン製薬(DHG)とキンド食品(KDC)程度だった。一方ビンチャイン建設投資(BCI)は4%超下落した。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は変わらずだった。
サコムバンク(STB)が370万株弱、サコム通信ケーブル(SAM)とビンコム(VIC)は共に100万株以上取引された。海外投資家はSTB株に90万株以上売りを入れた。相対でも海外投資家同士が20万株取引した。戦略的パートナーであるANZ銀行が協力関係見直す模様。
クーロン製薬(DCL)、タイニンゴム(TRC)、FPT、ミンフー水産(MPC)、サイゴン証券(SSI)、チャファコ製薬(TRA)などは5%上昇した。
上場2日目のフーニュアンジュエリー(PNJ)もストップ高したが、売買高は僅かに380株に留まった。
海外投資家はヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)などに大きく買いを入れた。一方STB、ダナンゴム(DRC)、チュオンタイン木材加工(TTP)に売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは5.56ポイント(5.97%)上昇し、98.70で引けた。売買高・売買代金共に1.5倍程度膨らんだ。
株価:前営業日比で、140銘柄が上昇、18銘柄が下落した。6%超上昇したものが続出した。
時価総額上位銘柄は全面高だった。
ACB銀行とキムロン証券(KLS)は共に300万株以上取引された。
海外投資家は売り越し。ビナコネックス総公社(VCG)とバオベト証券(BVS)へは40万株以上売りを入れた。大きく買いを入れたのは、VCG(19万株強)、ペトロベトナム保険(PVI)、ティエンフォンプラスチック(NTP)などだった。
※株価調整のあった銘柄:CNC金型製造(PTM)・配当(額面比5%)、イエンバイセメント鉱産(YBC)・配当(額面比12%)、有償増資(株式割当2対1、発行価格1万ドン)