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ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

1)　ホーチミン市場(HOSE)
　
　VN-Indexは、7.01ポイント(2.59％)上昇し、277.63で終えた。売買高・売買代金共更に増加した。米反落が利益確定の売り中心だったが、ホーチミン市場でも売りが先行した。その後大幅に上昇したのは、海外投資家が今年一番となる買いを入れたため。マクロ経済にはやや懸念も残るが、業績回復期待の買いは続くだろうか。注目が集まる。

　株価：前営業日比で上昇したのは87銘柄、下落したのは55銘柄のみ。

　時価総額上位銘柄はほぼ全面高。4％超上昇したものも多かったが、ビナミルク(VNM)、ハウザン製薬(DHG)などは小幅な上昇に留まった。サコムバンク(STB)だけが小幅ながら唯一下落した。

　そのSTBは300万株弱取引された。サイゴン証券(SSI)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)、リー冷蔵電気(REE)、ペトロベトナム運輸(PVT)、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続き、100万株超取引された。STBとSAMを除いて、いずれもストップ高した。

　フーニュアンジュエリー(PNJ)もストップ高を続けている。

　海外投資家はHPG、DPM、FPT、PVT、ペトロベトナムファイナンス(PVF)などに大きく買いを入れた。一方DPM、ダナンゴム(DRC)、チュオンタイン木材加工(TTF)へ売りを入れた。STBは海外投資家同士で75万株が取引された。

※株価調整のあった銘柄：ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)・配当(額面比15％)、577投資(NBB)・配当(額面比14％)、ハティン運輸(HTV)・配当(額面比6％)、トランシメックスサイゴン(TMS)・配当(額面比2％)

2)　ハノイ市場(HASTC)

　HASTC-Indexは0.31ポイント(0.31％)下落し、98.39で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。

　株価：前営業日比で、68銘柄が上昇、67銘柄が下落した。
　
　時価総額上位銘柄は高安まちまちだった。ベトナム国家再保険(VNR)が大幅に下落した。

　ACB銀行とキムロン証券(KLS)は共に200万株以上取引された。

　海外投資家は引き続き売り越した。バオベト証券(BVS)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)へは10万株以上売りを入れた。大きく買いを入れたのはペトロベトナム保険(PVI)。

※株価調整のあった銘柄：インフラ開発建設(CID)・配当(額面比5％)、コックサウ石炭(TC6)、ドンアインセラミック(DAC)・配当(額面比30％)、ガンソン(NST)・配当(額面比10％)、ハラム石炭(HLC)・配当(額面比12％)、クアンニンセメント建設(QNC)・配当(額面比15％)