1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.62ポイント(3.1%)上昇し、286.25で終えた。売買高・売買代金は共に減少した。連日海外投資家が大きく買い越していることが好感されている。特に時価総額上位銘柄への買いが多い。インデックスが50日移動平均線を上抜けたたことも材料視されているようだ。売りが入り易くなって来たところで、週末を迎える。商いのボリュームは維持されるか?
株価:前営業日比で上昇したのは100銘柄、50銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面高。4%超上昇したものも多かった。ビナミルク(VNM)、サコムバンク(STB)は小幅な上昇に留まった。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は変わらずだった。
STBは330万株弱取引された。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、ペトロベトナム運輸(PVT)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)などがこれに続き、100万株超取引された。
フーニュアンジュエリー(PNJ)は上場以来、ストップ高を続けている。
上場初日を迎えた第2ハティエンセメント(HT2)の終値は1万6,000ドン、売買高は4万2,920株だった。
海外投資家はDPM、PVF、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、PVT、FPTなどに大きく買いを入れた。一方DPM、ダナンゴム(DRC)、ペトロベトナムドリリング(PVD)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは1.61ポイント(1.64%)上昇し、100ちょうどで引けた。売買高・売買代金共に僅かに増加した。
株価:前営業日比で、78銘柄が上昇、53銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は上昇したものが多かった。バオベト証券(BVS)は海外投資家が売り越したが、大幅上昇した。ベトナム国家再保険(VNR)は大幅に続落した。
キムロン証券(KLS)とACB銀行は共に200万株以上取引された。
海外投資家は売り越した。ペトロベトナム保険(PVI)、ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)へ大きく買いを入れた。ただし、BVSとPVSへは売りも入れ、共にネットでは売り越した。
※株価調整のあった銘柄:ホーチミン市教科書印刷(SAP)・配当(額面比4%)