1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.16ポイント(0.41%)上昇し、287.41で終えた。売買高・売買代金は共大幅に増加した。3月19日を上回る売買高で、今年一番の大商いとなった。利確の売りが入り、方向感に欠ける展開となったことがその要因である。続伸はしたものの、今日の安値で引けた。海外投資家は売り越しを続けたが、売り越し幅は縮小した。
株価:前営業日比で上昇したのは75銘柄、70銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。ファーライ火力発電(PPC)、ビンパール)(VPL)、ビンコム(VIC)、タンタオ工業投資(ITA)、リー冷蔵電気(REE)はストップ高した。ペトロベトナムドリリング(PVD)、ハウザン製薬(DHG)、ソンダ工業団地(SJS)は4%超下落した。
サコムバンク(STB)は320万株弱取引された。サイゴン証券(SSI)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、REE、サコム通信ケーブル(SAM)、ペトロベトナム運輸(PVT)、ホアファット(HPG)などがこれに続き、100万株超取引された。売買高上位で下落したのはSTBとSAM程度だった。
フーニュアンジュエリー(PNJ)は上場以来、5営業日ストップ高を続けている。ゴム銘柄が好調。
海外投資家はREE、PPC、DPM、HPG、クーロン製薬(DCL)などに大きく買いを入れた。一方ビンチャイン建設投資(BCI)、ITA、DPM、VICなどへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.43ポイント(1.43%)下落し、98.57で引けた。売買高・売買代金共大幅に増加した。
株価:前営業日比で、60銘柄が上昇、76銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。キンバック都市開発(KBC)、バオベト証券(BVS)、ティエンフォンプラスチック(NTP)が大幅に上昇した。ベトナム国家再保険(VNR)は大幅に続落した。ペトロベトナム技術サービス(PVS)は変わらずだった。
ACB銀行は320万株、キムロン証券(KLS)とBVSは200万株超取引された。
海外投資家は売り越した。ただし大きく売りを入れたのはBVS程度だった。一方買いはKLS、第5ビナコネックス(VC5)などに入れた。。
※株価調整のあった銘柄:ハティン図書学校設備(HBE)・有償増資(株式割当1対3、発行価格1万ドン)、ハシンコ(HSC)・配当(額面比6%)、ビムソンセメント(BCC)・配当(額面比10%)、ハノイ市教科書印刷(TPH)・配当(額面比10%)