1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.71ポイント(0.61%)下落し、280.67で終えた。売買高・売買代金は共に縮小した。第2節では276レベルまで売られたが、その後値を戻すと、第3節では今日の高値で引けた。お化粧買いも入ったと見られる。海外投資家からの買いも続いている。インデックスが14%強上昇した3月も、今日が最終日。やや様子見ムードも出て来たが、4月に入って回復基調も一段とはっきりしてくるだろうか。
株価:前営業日比で上昇したのは63銘柄、94銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はやや売り優勢。ビンコム(VIC)、ハウザン製薬(DHG)、フーニュアンジュエリー(PNJ)、キンド食品(KDC)、バオミン保険(BMI)などは4%超下落した。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)とタンタオ工業投資(ITA)は4%超上昇した。サコムバンク(STB)とヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)は変わらずだった。
STBは連日200万株超取引されている。サイゴン証券(SSI)、リー冷蔵電気(REE)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ITAなども100万株以上取引された。
海外投資家はファーライ火力発電(PPC)、DPM、PVF、SSIなどに大きく買いを入れた。一方、ITA、PPC、FPT、ソンダ工業団地(SJS)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.02ポイント(1.05%)上昇し、98.37で引けた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。
株価:前営業日比で、56銘柄が上昇、65銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は売りが優勢。ただし下げたものも小幅なものが多かった。上昇したのは、タックバー水力発電(TBC)、バオベト証券(BVS)、ビナシン投資石油運輸(VSP)など。変わらずも多かった。
キムロン証券(KLS)、ACB銀行、BVSは100万株以上取引された。無償増資が好感されたハイフォン証券(HPC)も商いを伴って大幅上昇した。
海外投資家は売り越した。BVSへは24万株と大きく売りを入れた。キンバック都市開発(KBC)、VSP、ビナコネックス総公社(VCG)へも売りを入れた。一方、VCG、ペトロベトナム保険(PVI)、KBC、BVS、ペトロベトナム技術サービス(PVS)へは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:第6ビナコネックス(VC6)・配当(額面比3%)、第7ビナコネックス(VC7)・配当(額面比15%)、フーフォン産業(PPG)・配当(額面比3%)、ロンアン省図書学校設備(LBE)・配当(額面比6%)