1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、9.74ポイント(2.83%)下落し、334.14で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加した。米株高も、急ピッチな上昇が続く相場に警戒感が高まり、利益確定の売りが入った。一時は前日終値から14ポイントを超える下げを見せた。ただ需要も依然大きく、大商いに。売買高は過去最多、売買代金が1兆ドンを超えたのは4月に入って6営業日目。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で59銘柄が上昇、106銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はほとんどが下落した。ストップ安したものも続出した。一方、上昇したのはペトロベトナムドリリング(PVD)、ペトロベトナム運輸(PVT)、バオミン保険(BMI)などだった。
サコムバンク(STB)は今日も1,200万株を超える大商い。10営業日ぶりに反落した。売買高第2位につけたサコム通信ケーブル(SAM)は小幅続伸したが、第3位のサイゴン証券(SSI)はストップ安で引けた。
こうした中で南部種苗(SSC)、バー山タイニンロープウエー(TCT)、ランドン電球(RAL)、ビンチャイン建設投資(BCI)、クーロン製薬(DCL)などはストップ高した。
海外投資家は、ホアファット(HPG)、FPT、BCI、SSIなどへ買いを入れた。一方、ファーライ火力発電(PPC)、SAM、タイニンブルボン(SBT)、SSIへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは6.89ポイント(5.32%)下落し、122.56で引けた。売買高は過去最多、売買代金共に大幅に増加した。
株価:前営業日比で、19銘柄が上昇し、147銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面安の展開。5%超下落したものも多かった。上昇したのはビナシン投資石油運輸(VSP)であった。
520万超取引されたキムロン証券(KLS)とACB銀行が売買高上位2銘柄。残る証券2銘柄がこれに続いた。株価はいずれも下落した。終値は揃ってストップ安の水準だった。
高配を発表したビグラセラドンチウ(DTC)の他、金属製造販売(KKC)、サイゴンケーブル(CSG)、バックリィウ水産(BLF)などが大幅に上昇した。
海外投資家は売り越した。ハイフォン証券(HPC)、ペトロベトナム保険(PVI)、KLS、バオベト証券(BVS)などに売りを入れた。一方、BVS、ビナコネックス高級タイル(VCS)、KLS、HPCなどへは買いを入れた。