1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、5.92ポイント(1.88%)上昇し、321.63で終えた。売買高・売買代金共に増加した。米株安が続いているが、第2節から買いの勢いが優勢に。結局その勢いは第3節まで続き、今日の高値で引けた。3営業日続伸は4月10-14日以来。一方連休前でもあり、外部環境の不透明感も手伝って、海外投資家はやや模様眺めムード。祝日のため、今週・今月の取引は今日が最終。5月4日から通常通り、再開される。
株価:前営業日比で129銘柄が上昇、23銘柄が下落した。60銘柄弱がストップ高した。
時価総額上位銘柄はほぼ全面高の展開。ペトロベトナムドリリング(PVD)、サイゴン証券(SSI)、タンタオ工業投資(ITA)、リー冷蔵電気(REE)、総合フォワーディング(GMD)、バオミン保険(BMI)などはストップ高した。一方下落したのはペトロベトナムファイナンス(PVF)やフーニュアンジュエリー(PNJ)程度。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)とハウザン製薬(DHG)は変わらずだった。
売買高上位銘柄も揃って上昇した。430万株を超えて取引されたサコムバンク(STB)が市場第1位。SSI、ベトナム海運商船(VST)、サコム通信ケーブル(SAM)、ホアファット(HPG)などがこれに続いた。
海外投資家は全体では僅かに買い越した。FPT、HPG、ビンチャイン建設(BCI)、STB、SSIなどに買いを入れた。一方、STB、ITA、HAG、577投資(NBB)などへ売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:トゥドゥック住宅(TDH)・配当(額面比15%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは3.05ポイント(2.72%)上昇し、115で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、111銘柄が上昇し、45銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄ではほとんどが上昇した。大幅に上昇したのは、キンバック都市開発(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ペトロベトナム保険(PVI)の他、バオベト証券(BVS)などの証券銘柄。一方、ベトナム国家再保険(VNR)とビナシン投資石油運輸(VSP)は下落した。
売買高第1・2位は、共に200万株以上取引されたACB銀行とキムロン証券(KLS)。下落したVSPが130万株強と大商いでこれに続いた。
海外投資家は売り越した。KBCへは26万5,000株売りを入れた。ペトロリメックスペトロケミカル(PLC)へも4万株を超える売りを入れた。一方サハバンク(SHB・17万株強)、PVS(10万株)、PVI(8万1,800株)などへは買いを入れた。