1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、14.68ポイント(4.36%)上昇し、351.32で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加した。米株高を好感、連休を挟んで、5営業日続伸した。VNインデックスが350を超えたのは2008年11月14日以来。年初来の高値も更新し、358レベルの200日移動平均線も目前となった。ただし高値警戒感から、今日の安値近くで引けた。
株価:前営業日比で157銘柄が上昇、16銘柄が下落した。100銘柄以上がストップ高した。
時価総額上位銘柄は全面高の展開。ストップ高を続けたものも多かった。
売買高第1位は100万株を超えて取引されたホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)。ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコムバンク(STB)、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。
イメックスファーム(IMP)、チャファコ製薬(TRA)、クーロンフィッシュ(ACL)、ホーチミン市インフラ投資(CII)などもストップ高した。
海外投資家は大幅に買い越した。ファーライ火力発電(PPC)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、タンダイフンプラスチック(TPC)、ビナミルク(VNM)などへ買いを入れた。一方、タイセラタイル(TRC)、キンド食品(KDC)、HAG、ホアファット(HPG)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ミィチャウ包装印刷(MCP)・配当(額面比10%)、第1ハティエンセメント(HT1)・配当(額面比5.5%)、有償増資(株式割当100対26、発行価格1万3,000ドン)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは6.10ポイント(5.02%)上昇し、127.59で引けた。売買高・売買代金共に3倍前後増加した。
株価:前営業日比で、172銘柄が上昇し、3銘柄が下落した。76銘柄がストップ高した。ただし大引けにかけては、値を下げたものも多かった。
時価総額上位銘柄は全面高が続いた。
売買高第1位は、200万株以上取引されたACB銀行。サハバンク(SHB)、ビムソンセメント(BCC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などがこれに続いた。海外投資家から大きく売りが入ったことで、キンバック都市開発(KBC)の商いも膨らんだ。
第5ソンダ(SD5)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、太平洋横断(PAN)、地下工事建設(CTN)などもストップ高した。
海外投資家は売り越した。KBCへは78万弱の売りを入れた。PVS、SHBへも10万株を超える売りを入れた。一方、PVS、ペトロベトナム保険(PVI)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:CTN・配当(額面比8%)、ソンダヤリセメント(SDY)・配当(額面比15%)