1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、13.41ポイント(3.56%)上昇し、390.16で終えた。売買高・売買代金共に僅かに縮小した。昨日の取引終了にかけての勢いや、昨夜の米株高を受けて、第1節から反発してスタートした。第2節に入ると直ぐに揉み合ったが、その後は買いが優勢となり、上げ幅を広げ、今日の高値で引けた。国会の委員会ではインカム・キャピタルゲイン税導入を延期することに賛同する声が強いことが伝えられたことも、投資家心理を改善させた。海外投資家は、このところ買い越しが続いていたこともあり、2桁上昇した今日は売り越した。
株価:前営業日比で167銘柄が上昇、5銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面高の展開だった。下落したのは総合フォワーディング(GMD)のみ。ビンパール(VPL)は変わらずだった。
STBが大商いで1,100万株超取引された。サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などの取引も多かった。
中小型株でも、ナムベト水産(ANV)、ダナンゴム(DRC)、ペトロベトナム総合サービス(PET)、第5建設(SC5)、ホアビンビル(HBC)、ホーチミン市インフラ投資(CII)などがストップ高した。
こうした中でGMDの他、ビンチェウ建設(BTC)、サビメックス(SAV)、チャウトイコンクリート(BT6)、ラムソン製糖(LSS)の4銘柄が下落した。
海外投資家はサコムバンク(STB)に210万株超売りを入れた。GMD、ファーライ火力発電(PPC)、ホアファット(HPG)、タイニンブルボン(SBT)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などへ大きく売りを入れた。一方、STBへは78万株弱の買いも入れた。DPM、PET、HAGなどへも買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホアアン(DHA)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは5.92ポイント(4.55%)上昇し、136.16で引けた。売買高・売買代金は共に増加した。
株価:前営業日比で、167銘柄が上昇し、5銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄ではほぼ全面安。終値ではストップ高したもの多かった。
売買高第1位は420万株余り取引されたACB銀行。ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、キンバック都市開発(KBC)、サハバンク(SHB)などがこれに続いた。売買高上位銘柄jはいずれも大幅に上昇した。
こうした中で、ベトチ化学(HVT)、タンロン(VTL)、ソンダコンサルティング(SDC)、ホアカムコンクリート(HCC)、ザライ文化旅行(CTC)の5銘柄が下落した。
上場初日のビエンホアコンクリート(BHC)の平均株価は1万6,500ドン、売買高は14万7,700株だった。
海外投資家は全体では売り越した。引き続きKBCとVCGへ大きく売りを入れた。PVS、ペトロベトナム保険(PVI)、太平横断(PAN)、SHBなどへも売りを入れた。一方、KLS、PVS、ハイフォン証券(HPC)、ソンホン建設(ICG)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハトゥ石炭(THT)・配当(額面比2%)、ビグラセラバーヒエン(BHV)・配当(額面比20%)、第5ソンダ(SD5)・配当(額面比20%)、サイゴン総合サービス(SVC)・配当(額面比3%)