1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、7.93ポイント(1.92%)下落し、404.58で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では高かった中小型株も次第に利益確定の売りに押され、6営業日ぶりに反落した。株価の動きが大きくなったことで、2兆ドンを超える大商いとなった。ホーチミン市証券(HCM)はストップ高を続けた。サイゴン証券(SSI)は大幅安だったが、第3節終了間際に買いが急増し、小幅安で引けた。
株価:前営業日比で52銘柄が上昇、122銘柄が下落した。
時価総額が8兆ドンを超える銘柄は全面安。ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ファーライ火力発電(PPC)は4%超下落した。ただそれ以下の銘柄では、ビンパール(VPL)、タンタオ工業投資(ITA)、ビンコム(VIC)、ソンダ工業団地(SJS)、ペトロベトナム運輸(PVT)などが4%超上昇した。
売買高第1位は1,000万株を超えて取引されたサコムバンク(STB)。SSI、PVT、ベトナム電気建設(VNE)などが続いた。
中小型株では、ノースキンド(NKD)、アジアヒュウリエン(HLA)、南部種苗(SSC)、ランドン電球(RAL)、ダナンセメント(DXV)などはストップ高した。
こうした中で、資材石油(COM)、カインホア電力(KHP)、ミンフー水産(MPC)、タイニンブルボン(SBT)、ホアビンゴム(HRC)など多数がストップ安した。
海外投資家は全体では僅かに売り越した。リー冷蔵電気(REE)に26万株強の売りを入れた他、ペトロベトナムドリリング(PVD)、SJS、ホアファット(HPG)、SSIなどへも大きく売りを入れた。一方、STBへは55万株近くの買いを入れた。DPM、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、PVDなどへも買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄・タンビン電子(VTB)・配当(額面比3%)、サイゴン縫製貿易(GMC)・無償増資(株式割当10対9)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.14ポイント(0.8%)下落し、141.36で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、97銘柄が上昇し、77銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。金融関連銘柄は安かった。一方、ビナコネックス総公社(VCG)が大きく上昇した。
ビムソンセメント(BCC)・キムロン証券(KLS)が400万株以上取引された。ACB銀行、VCG、ブッソンセメント(BTS)などがこれに続いた。
ソンダ・ビナコネックス銘柄では上昇したものが多かった。
海外投資家は全体では売り越した。キンバック都市開発(KBC)へは15万株強、ペトロベトナム保険(PVI)、KLS、ハイフォン証券(HPC)などへも売りを入れた。一方、BCC(29万500株)、サハバンク(SHB・10万5,000株)、ペトロベトナム技術サービス(PVS・7万6,000株)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:第3ソンダ(SD3)・配当(額面比13%)、PVS・配当(額面比5%)